2003年1月9日
各位
三井化学株式会社
米国PPコンパウンド関係会社の統合について
当社(社長:中西宏幸)は、米国におけるPPコンパウンド事業の強化を図るために、ATC Inc.(ATC)と、Color & Composite Technologies, Inc.(CCT)とを本年1月1日をもって統合し、Advanced Composites, Inc.(ACI)を設立致しました。
北米における自動車生産は、ここ2〜3年、1,700万台/年の横ばいで推移すると見られています。しかしPPコンパウンドの需要は、インパネ等内装材用途でのPP化進行により1台あたりの使用量が増加し、2002年の約50万トンから2005年には約60万トン規模まで増加すると見込まれています。
こうした環境下、ACIにおいては、増大する需要に対応し、ATC、CCT両社が培ってきた銘柄開発・生産等の技術シナジーを追求し、顧客の要請に応え、事業の拡大を図っていきます。併せて、購買、処方、生産、間接部門等の合理化を追求し、コスト競争力のより一層の強化を図ります。
統合新会社ACIの概要は別紙のとおりですが、事業計画としては日系自動車メーカー及び米国ビッグ3に対する積極的な拡販等により、2002年度売上高170百万USドル(ATC・CCT落付計)を2005年度には240百万USドルに、拡大していきます。
当社は、2002年4月に住友化学工業株式会社との間で、三井住友ポリオレフィン株式会社を設立し、ポリオレフィン事業の強化を図っております。PPコンパウンド事業の強化、拡大は同方針に沿うものであります。
また、当社は、日本及び北米以外にも次のPPコンパウンド事業拠点を有しております。
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タイ |
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Grand Siam Composites Co. ltd.、生産能力22千トン/年 |
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中国 |
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上海三井複合塑料有限公司、生産能力24千トン/年 |
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欧州 |
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Mitsui Chemicals Europe GmbH外部委託10千トン/年 |
以上
本件に関する問い合せ先
三井化学株式会社 IR・広報室長 古賀義徳 03-3592-4060
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