2005/4/1

各 位

2005年度入社式社長挨拶(要旨)

三井化学株式会社
社長 中西 宏幸

 入社おめでとう。
 当社は1997年に生まれた新しい会社であるが、そのルーツは大正時代にまで遡り、近代日本の化学産業の発展をリードしてきた輝かしい歴史を有している。今日からは三井化学の社員として、一層高い志をもって自己研鑽に励み、存分に持てる力を発揮して、これからの三井化学を、また広く世界の化学産業を支え、リードして頂きたい。本日の入社式にあたって、次の3つのことを皆さんに申し上げる。
 
1. 当社の企業理念
 第一に、当社の企業理念「地球環境との調和の中で、材料・物質の革新と創出を通して、高品質の製品とサービスを顧客に提供し、もって広く社会に貢献する」の意図するところは、化学会社として、いろいろな材料・物質の革新と創出を通して、世の中の役に立つ、人々のより良い生活に貢献できる会社であらねばならない、ということである。三井化学の一員としての第一日である本日、このことをしっかりと頭に叩き込んで欲しい。
   
2. 世界の市場を舞台に自らの幅を広げよう
 第二に、当社のこれからの成長の方向は、広く海外に目を向け、特にアジア各国における経済成長に貢献していくことである。全世界の市場を皆さんの活躍の場として欲しい。また、皆さんの活躍の分野についても、学生時代の専門分野に止まらず、積極的に幅を広げて欲しい。これらのことを念頭に置いて、世界を舞台に活躍し、その主役を演じられる人材に育って欲しい。
   
3. 機会は平等、結果は自分次第
 第三に、皆さんの活躍の舞台は、いずれの仕事においても、その気さえあれば公平に用意されている。しかしながら、結果を出すのは皆さん次第である。すなわち、社会においては、「機会は平等であっても、結果は皆さん次第」ということを肝に銘じて欲しい。
   
最後に、自分の行動に責任を持つこと、健康の管理をしっかりと行うこと、すなわち、自己管理をしっかり行うことのできる三井化学の一員として、社会人の第一歩を踏み出していただきたい。皆さん一人ひとりの若い力で、当社の明日を、明るい未来を、是非切り拓いて欲しい。