2005/9/7 |
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各 位 |
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高性能光触媒の新規事業化 |
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三井化学株式会社 |
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当社(社長:藤吉 建二)は、オレフィン重合触媒を中心に、触媒科学の分野で主導的な役割を担っておりますが、この度、既に事業化している各種ポリマー製造用触媒に加え、新たに高性能光触媒の市場開発に着手いたしました。
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一般的に、光触媒は、光分解力と超親水性を有するため、汚れの分解、消臭・脱臭、抗菌・殺菌、有害物質の除去、ガラス等の曇り防止、防汚などの機能があることで知られており、現在、空気清浄器、建物の外壁・建材、抗菌・脱臭用繊維・紙、自動車の防汚コーティング等、幅広い分野で用いられ始めましたが、内装分野においてはその分解力がニーズに対して十分でないと一般的に言われております。 |
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本件に関するお問合せ先 |
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別紙 | |
<本製品の特長と期待される用途> |
本製品の特長 | 期待される用途 |
蛍光灯下における高い分解活性 | ホテル、老人ホーム、駅構内、自動車、バス、電車、飛行機、等の内装(=壁材、天井材、床材、カーテン、カーペット等) |
高い吸着性能 (無光下においても有害物質を吸着除去し、光が当たると分解が効率良く進行する。) |
ホテル、老人ホーム、駅構内、自動車、バス、電車、飛行機、等の内装(=壁材、天井材、床材、カーテン、カーペット等) |
高温耐性 (高温処理を施しても高い分解活性を維持する。) |
タイル・陶磁器等。従来の光触媒は、高温焼成後、一旦降温してからでないと、それらにコートできなかった。 |
有機系基材分解抑制機能 | フィルム、シート、繊維、不織布等のプラスチック製品。従来の光触媒は、有機基材をも分解してしまうため、光触媒と基材との間に保護層を用いる必要があった。 |