2005/10/24 |
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液状EPT 「三井EPT Lシリーズ™」 の事業化について |
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三井化学株式会社 |
当社(社長:藤吉建二)は、自動車部品、電線ケーブル及びその他の工業部品等に用いられているEPT(エチレン・プロピレン・ターポリマー、商品名:三井EPT)を製造、販売しております。この度、既に事業化している固体状のEPTに加え、新たに液体状のEPT(商品名:三井EPT Lシリーズ™)を新製品として事業化することを決定いたしましたのでお知らせいたします。 |
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<新製品の概要> |
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1. | 製 品 : | 液状EPT(エチレン・プロピレン・ターポリマー) |
2. | 商 標 : | 三井EPT Lシリーズ™ |
3. | 製造設備 : | 岩国大竹工場内の既存プラントでの他製品との併産 |
4. | 技 術 : | 自社技術 |
5. | 販売開始 : | 2006年度予定 |
6. | 売上高 : | 10億円以上(2011年度) |
従来のEPTは、ゴム弾性、耐候性、耐オゾン性、耐熱・耐寒性、電気特性、耐化学薬品性に優れたゴムであり、自動車部品、電線被覆材及びその他工業部品の高機能分野に広く使用されております。 | ||
今回新製品として事業化する「三井EPT Lシリーズ™」は、従来の固体状のEPTとは異なり、常温下において粘性をもった液体状のEPTです。そのため流動性に優れ、精密成型に適しているため、高い厚み精度が要求される電子・電気製品用のシール部品等への展開が期待されます。さらに、各種変性反応を利用することにより、これまでのEPTでは不可能であった常温下での硬化も可能なため、作業現場で硬化できる建築・土木用のシーリング材及び接着材用途向けの原料として使用されます。硬化後は従来のEPTと同様の優れた特徴を有するゴムとなります。 | ||
当社は中期経営計画において、機能性ポリマーズ、情報・電子材料、ヘルスケア材料からなる機能性材料分野の拡大・成長を目指しております。その中で、機能性ポリマーズ分野は、その中心的役割を担うべく、事業の拡大・成長、新製品の開発に努めております。機能性ポリマーズの一製品であるEPTにつきましても、今回の「三井EPT Lシリーズ™」等の新製品開発に積極的に取り組み、お客様の多様なニーズにお応えし、新たな価値を提供し続けることで事業の拡大・成長を図ってまいります。 | ||
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