2006/4/3

各 位

2006年度入社式社長挨拶(要旨)

三井化学株式会社
社長 藤吉建二

 入社おめでとう。
 当社は1997年に生まれた新しい会社であるが、そのルーツは1912年にまで遡り、近代日本の化学産業の発展をリードしてきた輝かしい歴史を有している。今日からは三井化学グループの社員として、高い志をもって自己研鑽に励み、存分に持てる力を発揮して、これからの三井化学グループを、また広く世界の化学産業を支え、リードする気概を持って頂きたい。

 三井化学グループでは、企業理念「地球環境との調和の中で、材料・物質の革新と創出を通して、高品質の製品とサービスを顧客に提供し、もって広く社会に貢献する」を掲げているが、これを具体化するために、社員それぞれの行動のよりどころとなる「行動指針」を、社員の生の声を広く集めながら策定した。その中心となるキーワードは、
・誠実な行動
・人と社会を大切に
・夢のあるものづくり の3つである。
私たち化学メーカーは、それまで世の中に全くなかった「夢のあるもの」をつくり出せる技術を持っており、そこが我々の存在意義で、最も社会に貢献できるところだと考えている。皆さんも三井化学グループの一員となるにあたって、このことをしっかりと胸に刻んで欲しい。

 最後に、三井化学グループでの第一歩を踏み出すにあたって、次の3点を心に留めて頂きたい。

@

「なぜ」を理解(Know why)
これからは、上司や先輩の指示をただ待つのではなく、仕事の本当の意味を自らの頭で深く考えて欲しい。過去のやり方を盲目的に正しいと受け入れてしまうのではなく、「なぜ」ということを大切に、フレッシュな視点から物事をみつめ、「おかしい」と思うことはどんどん変えていっていただきたい。
A

「自分らしさ」を盛り込んで
今後仕事をしていくにあたっては、「自分らしさを盛り込みたい」、という思いをしっかりと込めていただきたい。そして、互いの多様な個性を常に尊重し、刺激を受け合って、シナジーを最大限生み出していただきたい。
B

「対話を通じて」行動に繋げる
ダイナミックに変化し続ける事業環境に対応するためには、組織の壁を超えて、組織の力を最大限に引き出していかなければならない。そのために、組織を形作っている人と人とが膝を突き合わせて、徹底的に「”face to face”で対話」することを通じて具体的な行動に移して行って欲しい。

「夢のあるものづくり」に向けて、一緒に頑張りましょう。