フィルムタイプＰＤＰ用光学フィルター（製品名：フィルファイン®）
本格量産設備の営業運転開始について

　当社（社長：藤吉建二）は、世界的に需要が急拡大しているＰＤＰ（プラズマ・ディスプレイ・パネル）用光学フィルターのトップサプライヤーとして、今後新たに需要拡大が見込まれるフィルムタイプＰＤＰ用光学フィルター（製品名：フィルファイン®）の本格量産設備の建設を進めていましたが、このたび設備が完成し、営業運転を開始しました。

＜本格量産設備建設の概要＞
１．製品：フィルムタイプＰＤＰ用光学フィルター（製品名：フィルファイン®）
２．立地：名古屋工場（名古屋市南区）
３．生産能力：１８０万枚／年（８４万枚／年→１８０万枚／年に増強）
４．スケジュール
　 �@着工：２００５年６月
　 �A営業運転開始：２００６年４月

　当社は、中期経営計画において、機能性ポリマーズ、情報・電子材料、ヘルスケア材料からなる機能性材料分野の拡大・成長を目指しております。情報・電子材料の中核製品であるＰＤＰ用光学フィルターの事業戦略は、マーケットインの視点で、顧客満足度の高い製品とサービスを提供することにより、事業の更なる拡大・成長を図ることです。

　ＰＤＰの需要は、年率３０％を超える成長が見込まれています。ＰＤＰ用の光学フィルターは、これまでは殆どがガラスタイプ（当社製品名：フィルトップR）でしたが、ＰＤＰをより薄く、軽く、映像を鮮明にできるフィルムタイプの採用が始まっており、ＰＤＰにおけるそのシェアは、２００４年度の４％から２００７年度には４０％まで急拡大するものと予想されています。

　このような状況において、当社は、フィルムタイプＰＤＰ用光学フィルターの需要増加に対応し、トップシェアを確保できる事業体制を持続するため、名古屋工場において、本格的な量産設備の建設を進めておりましたが、今般営業運転を開始しました。

　当社は、今後とも、技術の更なる革新による新製品開発、ＰＤＰ市場の拡大に対応した生産体制のタイムリーな増強等により、ＰＤＰ用光学フィルター業界のリーダーとして、更なる事業の強化・拡大を図ります。

以上

本件に関するお問合せ先

三井化学株式会社　IR・広報室長 　時枝龍　電話：03-6253-2100