2006/10/10 |
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各 位 |
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シンガポールにおける技術センター設置について |
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三井化学株式会社 |
当社(社長:藤吉建二)は、2004年9月にシンガポール政府機関である科学技術研究庁(A*STAR)#1)との間で研究協力契約を結び、触媒・材料分野における共同研究を行っていますが、そのさらなる加速のため、本年10月1日にA*STARの化学工学研究所(ICES)#2)内に「三井化学シンガポール技術センター」を開設し、昨日10月9日に開所式を実施いたしました。 |
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#1) The Agency for Science, Technology and Research : 科学技術研究庁 #2) The Institute of Chemical and Engineering Sciences : 化学工学研究所 |
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開所式において、当社社長の藤吉建二は「技術センターの設置は、シンガポールと当社双方にとって非常に有益であり、これにより画期的な新規技術および製品の開発が加速されるものと確信しています。また、当社のグローバルな事業拡大と人材の育成に重要な役割を果たすことを期待しています。」と述べています。 |
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また、A*STARのPhilip Yeo長官より「三井化学シンガポール技術センターの設置は、シンガポールが提供する、優れた研究開発人材と研究開発力に対する三井化学の評価の結果であると考えます。私は三井化学のシンガポールに対する継続した信頼に対し感謝申し上げ、この長年の関係を強化して、シンガポールにおける三井化学のさらなる成長を見届けたいと思います。」というコメントを頂きました。 |
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21世紀はアジアの時代とも言われ、中でもシンガポールは様々な企業、研究機関を有する東南アジアの化学産業の一大拠点となっており、目覚しい発展を遂げております。当社は40年にわたりシンガポールの化学産業の成長、発展と共に歩んで参りました。現在ではジュロン島に、フェノール、ビスフェノールA、およびエラストマーの大規模なプラントを有し、シンガポールを当社のアジアにおける生産のハブとしてグローバルな展開、事業拡大を図っております。 |
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当社は現在進めている中期経営計画において、機能性材料分野の競争優位な技術の育成とともに、石化・基礎化分野のグローバルな競争力強化を基本戦略としており、シンガポールをアジアにおける技術の重要拠点として位置付けております。今回の「三井化学シンガポール技術センター」の設置により、研究開発から生産に至るまでの体制を持つこととなり、アジアにおける事業展開の更なる強化を推し進めていきます。 |
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本件に関するお問合せ先 |
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三井化学シンガポール技術センター開所式の様子 |
<写真1 : ICES所長 Dr. Keith Carpenterと当技術センター長 永田 卓司 によるテープカット> | ||
<写真2 : 三井化学シンガポール技術センター開設に当たった関係者> | ||
<写真3 : 三井化学 藤吉社長による冒頭挨拶> | ||
<写真4 : 在シンガポール日本大使 小島 高明 大使による祝辞> | ||