2007/4/2

各 位

2007年度入社式社長挨拶(要旨)

三井化学株式会社
社長 藤吉 建二

 入社おめでとう。
 1997年に三井化学が発足し、今年で10周年を迎えた。皆さんはこの節目の年に三井化学の一員となったことになる。高い志をもち、自己研鑽に励み、力を充分に発揮し、三井化学グループのみならず世界の化学産業をリードする気概で仕事に励んで戴きたい。

 三井化学グループでは今後10〜15年の成長を目指してグランドデザインを描き、目指すべき企業グループ像 『「化学」「革新」「夢」の三井化学〜絶えず革新を追求し、化学のちからで夢をかたちにする企業グループ〜』を新たに策定した。更に、この具体化のためにグループ社員全体の行動の拠り所となる『三井化学グループ行動指針』を策定したが、その中心となるキーワードは『誠実な行動』、『人と社会を大切に』、『夢のあるものづくり』の3つである。

 化学メーカーとして「ものづくり」に誇りをもち、「化学のちから」で「夢のあるもの」を創り出し、本業を通じて世の中に貢献することが当社の存在意義であり喜びである。企業グループ理念『地球環境との調和の中で、材料・物質の革新と創出を通して高品質の製品とサービスを顧客に提供し、もって広く社会に貢献する』を実現できるよう、今日からその一員として共に進んでいこう。

 最後に、皆さんに三井化学グループの新入社員として次の3点を心に留めて戴きたい。

(1) 常に「なぜ」を考えよう
何をやるか、なぜやるか、仕事の本当の意味を自らの頭で深く考え理解し、指示を待つのではなく自発的に行動して欲しい。
(2) 「自分らしさ」を大切に
ものごとを盲目的に受け入れずに、自分の尺度で考え直して欲しい。ただし、自分勝手とは区別して考えること。
(3) “Face to Face”で「対話」をしっかりと
ダイナミックに変化し続ける事業環境では、組織一丸となって対応していかなければならない。「人」が構成する組織の壁を越え、「人」による組織の力を最大限引き出していくために、メールや電話だけではなく“Face to Face”で本音で議論していこう。

 更にこれらを英語でも対応出来るよう、日頃から意識して欲しい。

 「夢のあるものづくり」に向けて一緒にがんばりましょう。