Energy solution

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ABOUT

当社グループとパートナーの知見を活用して、
太陽光発電所の各ライフステージに合わせたサービスを
第三者の立場で提供しています。

当社グループでは、太陽光パネル用封止材を1980年代から世界中に提供しており、屋外で長期間暴露した太陽光パネルにどのような故障や不具合が起こるのかを把握しています。また、たはらソーラー・ウインド®発電所などの太陽光発電設備を保有しており、発電所開発における留意点、保守・メンテナンスのノウハウを把握しています。さらに、太陽光パネルの認証試験所を所有して世界市場を対象にして太陽光パネル、太陽光発電所向けのサービスを提供しているドイツのPI Photovoltaik-Institut Berlin AG(以下「PI」)から独占的なライセンスを受けるとともに、PIの協力を得て当社グループのMITSUI CHEMICALS INDIA, PVT. LTD.が2019年12月にインドに太陽光パネルの試験所を開設しました。

このような当社グループとパートナーの知見を活用して、太陽光発電所の各ライフステージに合わせた診断・コンサルティングサービスを第三者の立場で提供しています。当社はこの事業を通じて、再生可能エネルギーの中でも重要な位置付けを占める太陽光発電の安定的な発展・運用に寄与しています。

たはらソーラー・ウインド®発電所
たはらソーラー・ウインド®発電所
茂原実証発電所
茂原実証発電所

当社サービスの特徴

当社サービスの特徴

三井化学の太陽光発電診断の強み

  • ✔ 豊富な実績

    約1,100箇所の発電所(累計5GW)の報告書を作成しています(2021年1月末時点)。
    発電所の設備・発電量の状況把握、融資を受けるために必要な技術評価レポートとしてお役立ていただけます。

  • ✔ 精度の高い期待発電量算出

    気象条件、立地条件、発電所の設計等を考慮して、実績発電量に近い期待発電量を算出します。
    精度の高い期待発電量で事業収支計画を立てるのにお役立ていただけます。

  • ✔ 精緻な発電量データ解析

    PCS単位で1時間毎の発電量データを解析して、正確な発電損失、設備利用率を求め、精度の高い期待発電量を算出します。
    発電量データ解析から、発電出力の不具合を検出し、不具合の原因を推定します。
    不具合の検出は逸失利益の回復にお役立ていただけます。

  • ✔ 出力抑制の豊富な知見

    出力抑制を考慮して期待発電量を算出します。
    出力抑制係数(発電量に及ぼす出力抑制の影響度)に関するレポートを作成します。
    200を超える九州電力エリアの太陽光発電所の出力抑制実績を確認・解析しており、100社を超えるお客様に当社の出力抑制に関するレポートをご活用いただいております(2021年1月末時点)。
    出力抑制による逸失利益を把握することで事業収支を正しく評価することにお役立ていただけます。

  • ✔ 経験豊富な技術者による現地調査

    経験豊富な技術者が現地調査を行い、設備状況を的確に評価して、不具合点をリストアップするとともに対応(修理、メンテナンス)をアドバイスします。
    例えば、1日の現地調査で数千枚の太陽光パネルを目視・赤外線カメラで観察するなど、きめ細かく発電設備をチェックします。
    お客様が不具合点の修理、メンテナンスを実施していただくことで、長期的な発電所運営にお役立ていただけます。

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SERVICE

太陽光発電所のライフステージに合わせた5つの提供サービス

計画段階の発電所を対象とした
1. 発電所計画診断

  • 発電所の設計図面、各種仕様書に基づいた、「発電所主要設備(太陽光パネル、PCS、アレイ架台)」の評価
  • 「日射量」、「発電所の経年出力低下」、「太陽光パネル容量過積載によるピークカット」、「影・雪の影響」を考慮した期待発電量の算出

必要に応じて「両面発電太陽光パネル」、「降灰の影響」、「蓄電池」を考慮

評価可能な項目OPEN
  • 出力抑制
    適用される出力抑制ルール(旧ルール:30日/新ルール:360時間/指定ルール:無制限)を考慮した期待発電量の算出
    弊社想定の標準的な前提条件(系統接続容量、電力需要、原発稼働等を含めたベースロード電力など)により算出した出力抑制係数を適用
  • 自然災害リスク
    自治体等が公表している情報に基づいた自然災害リスクの評価
  • プロジェクト契約内容の評価
    締結予定(済)の3契約:「電力受給契約」、「EPC契約」及び「O&M契約」の評価
  • 関連法規・許認可事項の評価
    発電所の建設・運営に適用される法規・法令の遵守状況の評価

    適用される法規・法令について、弊社が調査するものではありません

計画、建設段階の発電所を対象とした
2. 太陽光パネル診断

太陽光パネルに関連した診断として、太陽光パネル品質診断、太陽光パネル受入診断、太陽光パネルメーカの工場視察を行っています。これら3つ全てを実施する場合は次の順序で通り行います

ご要望に合わせて診断項目をご選択ください

(1) 太陽光パネル品質診断

目的信頼性設計・品質を評価し、発電所に導入する太陽光パネルの「品質基準」を設定

実施時期発電所に導入する太陽光パネルのメーカ・型番が決まった時点

調査内容発電所に設置する太陽光パネルと同じ型式、同じ材料、同じ製造ラインで製造された太陽光パネル(6枚)を評価

具体的な評価項目OPEN
  • (a)外観検査
  • (b)電流・電圧(IV)特性
  • (c)エレクトロルミネッセンス(EL)解析
  • (d)光照射試験
  • (e)PID試験(Potential Induced Degradation:高電圧誘起劣化)
  • (f)封止材の架橋度分析
  • (g)封止材の添加剤分析
  • (h)封止材とバックシート間の接着強度評価
  • (i)バックシート層構成評価

(2) 太陽光パネルメーカの工場視察

目的太陽光パネルメーカーの品質管理状況の確認

実施時期太陽光パネル品質診断実施後

調査内容発電所に導入する太陽光パネルを製造する工場視察

具体的な評価項目OPEN
  • (a)品質管理システム
  • (b)長期出力保証の根拠(信頼性データ取得状況)
  • (c)部材(仕様、納入・受入、保管)
  • (d)製造工程(製造条件、工程管理、トレーサビリティ)
  • (e)太陽光パネルの保管・輸送
  • (f)文書管理

(3) 太陽光パネル受入診断

目的太陽光パネル品質診断で設定した「品質基準に適合していること」、「同一部材を使用していること」の確認

実施時期発電所納入の2~3ヶ月前に試験開始(発電所規模により2回以上実施する可能性あり)

調査内容発電所に設置する太陽光パネル(3枚)を評価

具体的な評価項目OPEN
  • (a)外観検査
  • (b)電流・電圧(IV)特性
  • (c)エレクトロルミネッセンス(EL)解析
  • (d)光照射試験
  • (e)PID試験(Potential Induced Degradation:高電圧誘起劣化)
  • (f)封止材の架橋度分析
  • (g)封止材の添加剤分析
  • (h)封止材とバックシート間の接着強度評価
  • (i)バックシート層構成評価

建設、完工段階の発電所を対象とした
3-1.発電所建中診断(現地調査)

  • 計画図面(工程表、設備レイアウト等)による施工進捗状況及び施工状況(品質)の確認
  • 工事現場の安全管理体制、工事従事者の教育状況の確認

3-2. 発電所完工診断(現地調査)

  • 完成図書に基づく完工状況の確認と発電性能の確認
  • 「主要設備の設置環境」と「太陽光パネルの状況(抜き取りによる目視による外観検査、赤外線カメラによる観察を実施)」の評価
  • 懸念事項の指摘とその対応策等の提示
発電所での立ち入り現地調査
発電所での立ち入り現地調査

稼働段階の発電所を対象とした
4. 発電所技術デューデリジェンス

  • 完成図書、現地調査に基づいた、主要設備(太陽光パネル、PCS、アレイ架台)の評価
  • 現地調査における「主要設備の設置環境」と「太陽光パネルの状況」の評価(抜き取りによる目視による外観検査、赤外線カメラによる観察を実施)。
  • 実積発電量の解析結果及び現地調査結果に基づいて、「日射量」、「発電所の経年出力低下」、「太陽光パネル容量過積載によるピークカット」、「影・雪の影響」を考慮した期待発電量の算出

必要に応じて「両面発電太陽光パネル」、「降灰の影響」、「蓄電池」を考慮

評価可能な項目OPEN
  • 出力抑制
    適用される出力抑制ルール(旧ルール:30日/新ルール:360時間/指定ルール:無制限)を考慮した期待発電量の算出
    弊社想定の標準的な前提条件(系統接続容量、電力需要、原発稼働等を含めたベースロード電力など)により算出した出力抑制係数を適用
  • 自然災害リスク
    自治体等が公表している情報に基づいた自然災害リスクの評価
  • O&M業務・契約内容の評価
    O&M契約およびO&M業務実施内容(定期点検・修繕項目、頻度、費用)についての評価
  • 関連法規・許認可事項の評価
    発電所の建設・運営に適用される法規・法令の遵守状況の評価

    適用される法規・法令について、弊社が調査するものではありません

稼働段階の発電所を対象とした
5. 発電所の不具合調査

  • 実績発電量解析(売電伝票とPCS単位のモニタリングデータ)による発電量の不具合の調査
  • 現地調査による発電量・設備の不具合の調査

FAQ

お客様からのご質問に合わせたご案内

発電所の設計に問題がないか評価して欲しいのですが?開く
  • 発電所設計に関する資料(図面、各種仕様書等)に基づいて主要設備(太陽光パネル、PCS、アレイ架台)を評価します。
    詳細は「発電所計画診断」をご参照ください。
期待発電量を知りたいのですが?開く
発電所建設、発電所購入のための融資を得たいのですが?開く
建設工事が設計通りに進んでいるか、完成しているか知りたいのですが?開く
発電所売買目的で、発電所の資産価値を知りたいのですが?開く
発電量が低下した原因を調べてほしいのですが?開く
  • 発電所のモニタリングデータを解析して原因を推定します。必要に応じて現地調査も実施します。
    詳細は「発電所の不具合調査」をご参照ください。
投資家への説明はどのような資料が必要なのですが?開く
九州電力エリアで出力抑制が頻繁に行われていると聞きます。出力抑制の影響がどのくらいあるか知りたいのですが?開く
  • 当社では出力抑制に関するレポートを作成しています。
    期待発電量算出において出力抑制を考慮することができます。その他、出力抑制係数に関するレポートも作成しています。