Focus View
2020.01.31

対談「サハラ砂漠マラソンとアイウェア」

がんを克服してサハラ砂漠マラソンに挑戦した大久保さんと対談を行いました。

昨年このFocus Viewで、がんを克服してサハラ砂漠マラソンに挑戦した大久保さんのことを紹介しました。今回はその続編です。今年1月、三井化学の主催で大久保さんにがん患者の支援活動やマラソンへの取り組みについて語っていただく機会があり、その講演の前に、「サハラ砂漠マラソンとアイウェア」と題した対談を行いました。大久保さんと対談したのは、ビジョンケア材料事業部の五十嵐義明さんです。

五十嵐:まずは、完走おめでとうございます。サハラ砂漠というと強烈な日差しがいかにも目に負担をかけそうだなという印象がありますが、実際に走ってみてその点はどうでしたか。

大久保:今回サハラ砂漠に挑戦するにあたっては、スポンサーである三井化学さんとは何度か打ち合わせをさせていただいて、私のために「NeoContrast™」のアイウェアと、偏光サングラスを用意していただきました。実は私は目が結構弱くて、サングラスをかけていても走ったあとはいつも目が充血してしまいます。日本でもそんな状態なので、太陽が降りそそぐ灼熱の砂漠ではどうなることかと思いましたが、三井化学さんに用意していただいた偏光サングラスは、目を突き刺すような陽射しのなかでも大活躍してくれました。

五十嵐:サハラ砂漠マラソンは、昼間だけでなく日没後も走ることがあると聞きました。日没後に走るときには「NeoContrast™」をかけられたそうですが、「NeoContrast™」をかけていてよかったことはありますか。

大久保:サハラ砂漠マラソンの第4ステージ76.3㎞がオーバーナイトでした。夜のサハラ砂漠を走るのですが、まったく光が無い暗闇の世界です。家もない、人もいない。ヘッドライトをつけても2~3m先までしか見えません。頼りになるのは、大会主催者がコースを示すために500m毎に地面に置いた小さな蛍光ケミカルライトです。私が今持っているマイクほどの大きさです。これは黄緑色の光を発光します。そしてランナーも後ろの人の目印になるように同じ蛍光ケミカルライトをリックサックの後ろにつけて走ることになっています。これは黄色く発光します。疲れて目がかすんでくると、遠いところにある光が黄緑色なのか黄色なのかよくわからなくなります。それを見間違えてしまうとコースロストしてしまいます。しかし「NeoContrast™」を着用したところ、暗闇の中で色の違いがはっきり見えました。目印の黄緑色の蛍光ケミカルライトがちゃんと識別でき、真夜中にコースロストすることなく、次のチェックポイントに辿り着くことができました。サハラ砂漠を走った人から砂漠は埃っぽいっと聞いていたので、最初はほこりが目に入らないようブロックしてくれればいいな、くらいのつもりでしたが、「NeoContrast™」は予想以上の働きをしてくれました。

五十嵐:「NeoContrast™」は暗くて色の差がわかりづらくても、対象物の境界を見分けやすくするという特徴があります。ほかに「NeoContrast™」が役立ったという場面はありましたか?

大久保:ランナーは大会主催者が用意した大きなテントで寝るんですが、夜は6°以下にもなるのでどうしてもトイレが近くなります。仮設トイレというのがテントから離れたところにあるのですが、砂漠にはとげのある植物が多く、岩もゴツゴツしているので足元が見えないととても危険です。躓いてレースができなくなると困るので、念のために「NeoContrast™」をかけてトイレに行きました。おかげさまで安心して用を足すことができました。

五十嵐:「NeoContrast™」は普通の生活の中でも見やすくしてくれるシーンはたくさんあります。サハラ砂漠マラソンから帰ってきて、「NeoContrast™」を使われたことはありますか。

大久保:正月に家族と車で帰省した時に「NeoContrast™」をかけて運転しました。私の実家は長野県なのですが、夕方、中央自動車道で東京から長野県に向う時は西日にずっと照らされることになるので偏光サングラスをかけました。そして、日が沈んでからは「NeoContrast™」をかけて運転をしました。対向車のライトの眩しさは半減しますし、長時間運転するストレスもなくなりました。

五十嵐:それはよかったですね。ほかにも「NeoContrast™」を使ってよかったことがあったらまた教えてください。貴重なお話をありがとうございました。

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