世界の店長
2019.12.20

No.1
メガネレンズの専門店「れんず屋」
古屋 和義 店長

「れんず屋」はレンズの販売に特化した眼鏡店です

普通の眼鏡店はフレームとレンズを一式で販売していますが、私の店は「れんず屋」という店名の通り、メガネレンズに特化して販売しています。メガネはもともと医療機器で、フレームはそれを保持する器具でした。レンズが主役でフレームが脇役のはずでしたが、今の眼鏡店はフレームが主役でレンズがおまけになっています。これではいけないと、あえてレンズを専門に扱う眼鏡店をはじめることにしたのです。私の店にくるお客さまの10人のうち9人がレンズ交換を希望されています。現在は数百種類のレンズを販売しており、日本で一番たくさんの種類のメガネレンズを扱っています。

多くのレンズが展示されている店内

お客さまに最適なレンズを選んでいただくために

レンズは、屈折率、設計、コーティングによって何百種類にも分類されますが、それぞれ性能にも違いがあり、見え方も変わってきます。それをお客さまに実際に比較していただくことで、はじめて最適なレンズを選んでいただくことができるのです。そのためにはじっくり時間をかけて、お客さまの眼と向き合うことが大切だと思っています。予約して来店されたお客さまには、1時間以上もかけて視力測定から見え方の比較までを行っています。安心してゆっくりと比較検討し、お客さまの目で実際に確認してから購入していただくというスタイルは、生産性を優先する大手チェーンには決してまねができないと思います。何百種類ものレンズの中からお客さまにとって最適なレンズを選んでいただきたい。そのお手伝いをするのが私の仕事です。

多くのレンズが展示されている店内

レンズを通して、もっともっと世の中の役に立ちたい

私は2015年に三井化学が主導するDo Green™活動に参加し、三井化学の社員や世界の国々で支援活動をする認定特定非営利活動法人ICA文化事業協会のメンバーと一緒にインドのグジャラート州の農村を訪ねて、村の人たちの検眼と目の健康にかかわる調査を行いました。村の人たちの中には、はじめて検査用のメガネをかけたという人もいて、メガネをかけるとなんでこんなにはっきりと物が見えるのかという驚きと感謝の声を聞きました。インドに行ったことで、レンズを提供することで、もっともっと人のために、社会のために役に立てることができるんだという確信をもつことができました。

DoGreen™活動でインドの農村の人びとの目の検査をする古屋氏

れんず屋ホームページ: https://www.lensya.com/