Case study
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鮮度保持フィルムの取り組み
TPX®の高いガス透過性という特徴を活かし、フードロスの削減に貢献すべく、青果物の鮮度保持フィルムを開発しております。
鮮度劣化とは
- 植物は収穫後も呼吸しており、生命活動に必要なエネルギーを得るために「酸素(O2)」を摂取し、「二酸化炭素(CO2)」と「水分(H2O)」を排出している
- 植物は養分の吸収や体温の上昇を防ぐために植物内の「水分(H2O)」を体外に放出している(蒸散作用)。収穫後青果物をそのまま置いておくと、蒸散作用によって萎びが起こり、品質低下(光沢消失、変色、目減り、食味変化)が引き起こされる
鮮度保持の仕組み
無包装
- 酸素が豊富にあるため、呼吸が盛んとなり、蒸散が進み、しなび(浮き皮、萎れ)、減量が進む
- その結果、パサパサした味になる
TPX®フィルム
- 包装内部のガス濃度が適度に保たれ、呼吸による栄養成分の消失を防ぐ
- 水蒸気を外部に逃がしやすく、腐敗・カビの発生を抑制する
塩ビ系、PE系フィルム
- 内部の酸素が消費されて嫌気状態となり品質が低下(変色、異臭)
- 水蒸気透過性が低いため結露を生じ、腐敗・カビが発生しやすい
柑橘向け「不知火」
TPX®フィルム包装により、不知火の外観・味覚維持を実現
柑橘向け「ハウスみかん」
TPX®フィルム包装により、ハウスみかんの外観・味覚維持、機能性成分の維持を実現
野菜向け「カボチャ」
TPX®フィルム包装により、外観・発酵などの変質を抑制を実現
プレスリリース
不正防止対策の基本方針
三井化学株式会社は、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構カンキツ輸出コンソーシアム参加における 競争的研究費等の運営・管理について下記の通り不正防止対策の基本方針を策定します。
1 責任体系の明確化
競争的研究費等の運営・管理について、 以下 のとおり責任者を定めます。
- (1)最高管理責任者 代表取締役 社長
- (2)統括管理責任者 ICT ソリューション事業本部 半導体・光学材料事業部 事業部長
- (3)コンプライアンス推進責任者 ICT ソリューション事業本部 半導体・光学材料事業部 ユニークポリマーソリューション G グループリーダー
また、 内部統制室 は、不正防止に関する内部統制の整備・運用状況について会社全体の観点から確認し、意見を述べます。
2 適正な運営・管理の基盤となる環境の整備
適正な運営・管理の基盤となる環境の整備をするため、以下の取組を行います。
- (1)コンプライアンス教育・啓発活動の実施(関係者の意識の向上と浸透)
- (2)ルールの明確化・統一化
- (3)職務権限の明確化
3 不正を発生させる要因の把握と不正防止計画の策定・実施
不正を発生させる要因を把握し、具体的な不正防止計画を策定・実施することにより、関係者の自主的な取組を喚起し、不正の発生を防止すため、次の取組を行います。
- (1)不正防止計画の推進を担当する者又は部署の設置
- (2)不正を発生させる要因の把握と不正防止計画の策定及び実施
4 研究費の適正な運営・管理活動
不正防止計画を踏まえ、適正な予算執行を 行います。 また、研究費の執行に関する書類やデータ等は 、 後日 の検証を受けられるように 、定められた期間保存します。
5 情報発信・共有化の推進
競争的研究費等の使用に関するルール等について、会社内外からの相談を受け付ける窓口を、以下のとおり設置します。
(相談受付窓口)
〒104-0028 東京都中央区八重洲221東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー
三井化学株式会社
ICTソリューション事業本部 半導体・光学材料事業部
ユニークポリマーソリューショングループ
- TEL: 03-6880-7500
- E mail: Inquiry_TPX@mitsuichemicals.com
6 モニタリング
不正の発生の可能性を最小にすることを目指し、会社全体の視点から実効性のあるモニタリング体制を整備・実施します。また、恒常的に組織的牽制機能の充実・強化を図ります。
2023年4月1日
三井化学株式会社
ICTソリューション事業本部
半導体・ 光学材料事業部 事業部長
宮田史也