ESG要素を経営に反映し、サステナブルな企業グループを築きます。 ESG要素を経営に反映し、サステナブルな企業グループを築きます。

サステナビリティ経営には社会価値と企業価値、両方の創出が不可欠です。そのためには、ESG視点で機会とリスクを的確に捉え、経営に反映させていくことが重要です。当社グループは2018年にESG推進室を設立し、ESGを中核に据えたサステナビリティ経営に舵を切りました。ESG要素の経営/戦略への組み込みと、ステークホルダーの皆様への情報開示強化を通じて、2つの価値を創造していきます。

サステナビリティマネジメント

三井化学グループのサステナビリティ

SDGs等で示されているグローバルなESG課題に対し、下記を通じて、社会および当社グループの持続可能な発展を目指します。

  • ビジネス機会を探索し、事業活動を通じた課題解決を図ること
  • 当社グループの将来リスクを認識し、企業として社会的責任を果たすこと

課題

ESG要素の経営/戦略への組み込み

  • 取締役会・全社戦略会議・ESG推進委員会における戦略討議と経営への反映
  • 事業・R&Dを巻き込んだ事業創出とイノベーション促進

ESG情報開示の強化

  • 投資機関・顧客・ESG評価機関への訴求力向上
  • ESG対話の強化

Blue Value®/Rose Value®で社会価値と企業価値を創造

Blue Value®/Rose Value®は、社会課題に対する当社グループの取り組みを「見える化」するものです。認定製品の売上高は社会価値と企業価値の両立が実現できているかを測る指標であると考え、拡大を図っています。
拡大に向けた積極投資につなげるため、2019年度から、大型投融資の申請時にBlue Value®/Rose Value®の貢献要素やSDGsのターゲットなどの社会課題視点で機会・リスクを記載することを義務化しました。ESG要素を投資判断に反映していくための仕組みです。社員にとっては、社会課題解決にどう貢献するかを熟慮するきっかけにもなります。2020年度からは、認定製品の売上高を事業部門の管理指標としました。各部門が中長期的な拡大施策を事業戦略に盛り込み、予算にまで落とし込むことで、各々が責任を持って取り組むように促しています。また、研究テーマ創出の段階からBlue Value®/Rose Value®視点を組み込み、ステージ管理システムと組み合わせて、将来の認定候補となる研究開発に力を入れています。

Blue Value®/Rose Value®

投融資計画書のイメージ

投融資計画書のイメージ

2020年度大型投融資案件

2020年度大型投融資案件※
提携・M&A・財務支援などを除く。決裁年度:2020-2022年度。

循環経済への転換を目指した、気候変動・プラスチック問題対応

循環経済の実現に向けて、当社グループは気候変動とプラスチック問題を一体の課題として捉えて取り組むべきと考えています。2020年6月、ESG推進室内に「気候変動・プラスチック戦略グループ」を新設したのは、この考えを具現化するためです。この組織が中心となり、グローバルな最新動向・情報を集約・分析するとともに、全社戦略に反映して気候変動対応方針やプラスチック戦略の推進を加速していきます。
取締役会やESG推進委員会ではESG推進について様々な討議を行ってきました。その中で、「資源循環や環境負荷低減に関する事業は、リターンが短期では見えにくく、各部門の判断では進まない。全社枠で予算化してスピードアップを図るべき。」「完全に全社枠にすると、各部門の責任意識が希薄になる。」といった議論がありました。それらを踏まえ、プラスチック戦略においては、関連プロジェクトを一括で掌握できる推進体制を構築しました。各部門のプロジェクトと部門横断で推進するプロジェクトの双方の進捗を把握し、資源投入などの意思決定の迅速化と責任部門の明確化を図っています。
気候変動については、ESG推進委員会で2050年以降を見据えた長期的な方針を議論し、TCFDに対応した開示を着実に進めています。また2020年度から、全部門において、将来の機会・リスクと想定される気候変動課題の抽出、目標設定を開始しました。気候変動対応は当社グループの重要課題(マテリアリティ)です。特定の部門だけでなく、全部門各々が課題との関わりを考えることが大事だと考えています。

気候変動・プラスチック問題

重要課題(マテリアリティ)の見直しに向けて

図に示す通り、当社グループは22個の重要課題を選定しています。2016年の2025長期経営計画策定時に見直して以来、気候変動・プラスチック問題に関する社会要請の急激な高まりや、コロナウイルス感染症拡大など大きな環境変化が生じています。また、2020年度は長期経営計画の見直しを行う年でもあります。現在、この4年を振り返り、「変えるべきものと変えないもの」や、2050年を見据えた2030年のありたい姿についての議論を進めています。このような社内外の状況を反映して重要課題の改訂を行い、長期経営計画と併せた発表を予定しています。選定した重要課題は事業戦略に統合し、取り組んでいきたいと考えています。

重要課題(マテリアリティ)

ESG推進の社内浸透に向けて

2年に渡って経営層から重点的にESG推進の浸透を図り、着実な成果を得ています。トップダウンによる浸透を継続するとともに、今年度は中堅、現場層への浸透にも注力します。社員ひとりひとりが日常業務の中でESGを意識し、自然と行動に結びついているような状態を目指します。

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