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三井化学EMSが営業開始します

三井化学グループで世界No.1の総合ペリクルメーカーに

2023.07.04

三井化学株式会社

三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本修、以下、三井化学)の関係会社である三井化学EMS株式会社(以下、三井化学EMS)が、本年7月1日に設立、営業を開始しましたのでお知らせします。

旭化成株式会社よりペリクル事業を引き継ぎ誕生した三井化学EMSは、液晶パネルの露光工程で使用するFPDペリクルのNo.1プレイヤーです。半導体露光工程に使用するDUVペリクルにおいても、先端領域で多く使われる液浸ArF向けを中心に、市場で高い評価を受けています。

一方、三井化学は、DUVペリクルの先端品市場におけるリーディングカンパニーとして、また、半導体業界の最先端技術であるEUV露光に用いられるEUVペリクルの事業化を果たしたトップランナーとして、ペリクル市場において高いプレゼンスを獲得してきました。

三井化学EMSの設立により、今後さらに三井化学グループのペリクル事業を発展させ、新製品の開発や最先端の技術向上を通じて、世界No.1の総合ペリクルメーカーを目指してまいります。

新会社概要

会社名三井化学EMS株式会社
所在

宮崎県延岡市

設立

2023年7月1日

資本金1億円
株主

三井化学100%

社長裾分 啓士
生産・研究開発拠点延岡工場
事業内容

LSI、FPDペリクルの製造、開発及び販売に関する事業

ペリクルとは

ペリクルは、半導体や液晶パネルの露光工程において、微細パターンが描かれたフォトマスクに塵が付着しシリコンウェハーやパネル基盤に結像することを防ぐために、フォトマスクのカバーとして使用される保護膜です。三井化学グループで取り扱うペリクルは、以下の通りです。

  1. LSIペリクル
    ①DUVペリクル:深紫外線(DUV)を光源とした半導体の露光工程で使用される小型ペリクル
    ②EUVペリクル:極端紫外線(EUV)を光源とした最先端半導体の露光工程で使用される小型ペリクル
  2. FPDペリクル
    液晶・有機EL等のフラットパネルディスプレイ(FPD)の露光工程で使用される大型ペリクル
ペリクルの原理  ペリクルの原理 
ペリクルの製品写真 ペリクルの製品写真

■ご参考:2022年5月27日リリース「三井化学、旭化成ペリクル事業を取得」

https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2022/2022_0527_02.htm

以上

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三井化学株式会社 コーポレートコミュニケーション部