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CSOメッセージ

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三井化学グループのサステナビリティ

SDGs等で示されているグローバルなESG課題に対し、下記を通じて、社会および当社グループの持続可能な発展を目指します。

  • ビジネス機会を探索し、事業活動を通じた課題解決を図ること
  • 当社グループの将来リスクを認識し、企業として社会的責任を果たすこと

「財務・非財務の統合」志向

非財務は 財務の基盤である:
「事業継続の前提となる課題」に対応し、サステナビリティマネジメント体制
非財務は 将来の財務である:
「事業継続に不可欠な能力」を向上し、サステナビリティマネジメント体制
非財務と財務は 相互に関与している:
「持続可能な社会への貢献」を通じ、サステナビリティマネジメント体制

経営層による非財務KPIレビュー

CEO以下の全役付執行役員が参加する全社戦略会議において、全非財務KPIのレビューを行いました。「機能部門だけで非財務目標を達成するのではなく、事業部門との連携が必須」「目指す姿を具現化するためにコントロールすべきポイントをKPIとするべき」「KPI同士の演繹的な因果関係を示すべき」等の意見が挙がり、課題を認識しました。2022年度はマテリアリティ、非財務KPIともに変更しませんでしたが、今後も、必要に応じた見直しを視野に、経営層による議論を継続していきます。

全機能部門による財務・非財務の関連性分析

全機能部門に対して、各部門が設定している非財務指標と財務成果の関連性を見える化するロジックツリーを作成するよう指示しました。非財務に取り組む社員たちに、自らが財務面での企業価値向上も担っているという当事者意識を持ってほしいとの意図があったからです。その上で、指標や施策の妥当性について議論を深めてもらいたかったのです。結果、「論理的に財務成果に結びつかない指標がある」などの気づきから見直しを検討する部門が現われる等、一定の成果を得ています。引き続き、各部門でロジックツリーをブラッシュアップするとともに、全社としての財務と非財務の有機的な関係性を深堀りし、可視化に取り組んでいきます。

ロジックツリー(イメージ)

ロジックツリー(イメージ)

全社リスクマネジメントとの連動

2023年4月、リスクマネジメントシステムを刷新しましたが、マテリアリティは、全社重点リスクに連動するべきものと思っています。全社重点リスクの特定プロセスを通して、マテリアリティおよびそれに紐づく非財務KPIを重層的にレビューし、実効性のあるKPIマネジメントを追求していくことができると考えています。

UPGRADED
リスクマネジメントシステムの刷新

これまで当社グループは、リスクを脅威と捉え、各部門や各委員会が各々にリスクの早期発見と未然防止を図るマネジメントを実施してきました。一方、全社一体となってVISION 2030を遂行し、企業価値を向上させるという視点に立った時、取締役会からも見直しの必要性を指摘する声が挙がっていました。これを受け、今回の刷新のポイントは3つあります。1つ目は、脅威の最小化だけでなく、機会の最大化も目指すリスクマネジメントを行うこと。2つ目は、役付役員をリスクマネジメントオーナーとし、各オーナーが担当する所掌領域のリスクを持ち寄り、議論する場としてリスクマネジメント委員会を設置したこと。これによって、網羅的・俯瞰的なリスク把握や全社視点の優先順位付けを行います。そして3つ目は、議論の結果を戦略ローリングや年度予算等の経営システムに織り込んでPDCAを回すこと。リスクはムービングターゲットであることから、対応状況を可視化しながら実効性を高めていきます。併せて、経営層および社員のリスクマネジメントリテラシーを向上させ、機会の最大化を進めていける組織風土に変革していきます。