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社会活動

次世代育成

次世代を担う若者や子どもたちに、科学に興味を持ってもらい、将来の科学技術を支える人材となってほしい。そんな思いから様々な活動を実施しています。

STEM教育への支援

ロボット競技大会に協賛

三井化学は、世界最大規模のロボット競技大会「FIRST LEGO League (FLL)」の日本大会に協賛しています。これは、「子どもたちにこれからの社会に求められる資質・能力を育成する『STEM教育』、『アクティブラーニング』を取り入れながら、社会課題を解決する楽しさを経験する機会を提供する」という、大会の趣旨に賛同したものです。
2020年度以降は新型コロナウイルス感染症対策などの理由もあり、ブース出展等はできませんでしたが、協賛により大会の継続を支援しました。

※ FIRST LEGO League (FLL):
米国のNPO法人FIRSTとレゴ社が主催する世界最大規模のロボット競技大会(日本大会はNPO法人青少年科学技術振興会が主催)。現在世界98カ国以上で実施され、参加生徒数は32万人超。子どもたち2〜10人でチームを組み、ロボット競技と大会テーマに基づく科学研究とそのプレゼンテーションを実施。各国大会の上位チームは世界大会への出場権利を得る。

NPOにより避難所に届けられた物資 当社の実験を楽しむ子供たち
NPOにより避難所に運ばれるウレタンマットレス ロボット競技

STEAM脳育トイ「キャンディぷらす®」での素材の採用

脳科学者でネイスのアドバイザーでもある茂木健一郎氏の監修のもと、温もりが集中力を育む玩具として開発された「キャンディぷらす®」に、体温で温めると柔らかくなり、自由に曲げることができ、ピース同士がくっつく特徴を生かせる当社製品「HUMOFIT®」ご採用いただきました。「HUMOFIT®」は、室温と体温の間(約28℃)で、劇的に柔らかくなるよう設計されているプラスチックシートです。体温を感知して、触れたカラダにフィットするため、千差万別の人間のカラダの複雑な形にもピタリとフィットします。ヒトとモノとの接点をもっとやさしく、「ヒトに寄り添う」発想をベースに、三井化学グループの素材開発と加工技術開発で実現した新素材です。そのユニークな特性は、アパレル、シューズ、スポーツ等、様々な用途で高く評価いただいています。 

「HUMOFIT®」を用いた「キャンディぷらす®」 「HUMOFIT®」を用いた「キャンディぷらす®」

SSH指定校との企業連携講座開催

三井化学グループではSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校になっている高校と企業連携講座を行っております。当社の関係会社である三井化学クロップ&ライフソリューションから「農薬について考えてみよう」をテーマに千葉県立長生高校で出張講座を行いました。
講座では「農薬の安全性」や「農薬の作り方」について紹介し、漠然と抱いていた農薬への不安を解消し、農薬への理解を深めてもらうことを目的に講義を行いました。講義の後に質疑応答の時間を設けましたが、多くの生徒から積極的な質問があり、深く理解しようとする姿勢が感じられました。実際生徒に対しアンケートを行った際に、学習前は「農薬」=「有害」というイメージで捉えている生徒が3分の2ほどいましたが、講義後には農薬へのイメージがプラスへと変わったという回答が多く寄せられました。参加した社員もこの講義を通し、安全な農薬を創るには何ができるか、改めて自身の仕事を見つめ直す良い機会となりました。

講座の様子 講座の様子

教員の民間企業研修への協力

三井化学では、教員の民間企業研修の受け入れをしています。本研修は、財団法人 経済広報センター主催で1983年にスタートしました。小・中学校、高等学校などの先生方を対象に、企業活動を実体験していただき、その体験や見聞を、未来を担う子どもたちへ伝えていただくことを目的としています。当社は、2006年度から毎年受け入れに協力しています。
研修では、当社グループの企業理念、ESGの経営への統合、レスポンシブル・ケア活動、人材育成について理解を深めていただくほか、科学実験教室「ふしぎ探検隊」のデモンストレーション、工場での製造現場見学、そして三井化学技術研修センターでの体験型の研修など様々なプログラムを提供しています。
2021年度は新型コロナウイルス感染症対策のため中止となりましたが、2022年度は受け入れを再開し、9名の先生方に2日間(8月19日、22日)にわたる研修を体験していただきました。2023年度も8月に継続実施予定です。

技術研修センターでの研修 技術研修センターでの研修

中学生向けオンライン型職業体験授業への協力

三井化学は、「キャリアチャレンジデイ On-Line Meets」に2021年度より参加しています。当社社員が講師役となり、全国の中学校とオンラインでつながる授業形式の中で、会社概要、自身の入社動機や入社してから現在までのキャリアについて、苦労したこと、うれしかったことなどをまじえて発表しました。本プログラムを通じ、生徒たちには当社の取組みや社員の発表を通じて、働くとはどういうことかを学び、さらに自分を成長させるための「生き方とは何か」について考えるきっかけの場の提供ができたと考えています。

ニコニコ超会議科学実験に協賛

千葉県夢チャレンジ体験スクール開催