中国で眼鏡店員向けセミナーを開催
三井化学はいろいろな国でセミナーを開催してMR™を紹介しています
三井化学は世界の多くの国々で眼鏡店員向けのさまざまな教育セミナーを実施していますが、中国でもレンズメーカーと協力して定期的にセミナー活動を開催しています。セミナーに参加する眼鏡店の規模は、従業員が数人という店舗から数百人というチェーン店までとても幅広く、眼鏡店の店員だけでなくマネージャーやオーナーの方も参加しています。セミナーの内容は、眼科の先生を招いての検眼についての授業、主催者であるレンズメーカーのレンズブランド紹介、そしてそれを支える三井化学の高屈折率レンズ材料ブランド「MR™」の紹介が中心になっています。
中国では有害光線から目を守ることをテーマにしたセミナーを開催しました
今年の7月9日、中国Harbin市(黒竜江省)で「有害光線を防ぎ、目の健康を守るセミナー」を開催しました。この日のセミナー参加者は約100人。みな真剣なまなざしで、三井化学の社員によるMR™の授業に耳を傾けています。こうしたセミナーではじめて、レンズ基材の特性がレンズ材料ブランドに大きく影響を受けていることや、MR™製のレンズ基材の特性について知ったという眼鏡店の店員さんも少なくないそうです。この日の授業では、まずアクリル、ADC樹脂、ポリカーボネートなどのレンズ材料について勉強し、次にMR™ブランドの中でもとくにMR-8™にスポットを当てて、ほかの材料と比較しながらメリットを説明しました。参加者からは活発な質問も飛び交い、MR™に対する関心の高さが伝わってきました。セミナー参加者にインタビューすると、「セミナーでレンズ知識を勉強してよかった」、「今日勉強したことをお客様にしっかりと説明してもっとMR™製レンズを売りたい」などの声を聞くことができました。
中国のレンズ市場ではここ数年、高屈折率のレンズが需要を伸ばしています
セミナーで講師を務めた三井化学の唐蕴智さんに中国のレンズ市場について話を聞くことができました。それによると、中国ではこれまで屈折率1.56レンズのシェアが高かったのですが最近は減ってきており、高屈折率レンズのシェアが拡大しているそうです。中でもMR-8™材料をベースとする屈折率1.60レンズの普及が目覚ましく、屈折率1.67のMR-7™製レンズ、屈折率1.74のMR-174™製レンズも需要を伸ばしているということです。その背景には、小売店がMR™材料への理解を深め、高単価ではありますが、積極的にMR™製レンズをお客様にすすめるようになったことと、中国消費者による目の健康意識が高まるなかMR™製レンズが消費者マインドに答えることができていることが大きいと話してくれました。