全体概要
VISION 2030の位置づけ
大きな環境変化を取り込み、
2030年に向けた新たな成長戦略を描く
VISION 2025の進捗と内外の様々な環境変化を踏まえ、2030年をターゲットに新たな長期経営計画を策定しました。
VISION 2030では、15~20年先の「目指すべき企業グループ像」を改定し、それに向けた「2030年のありたい姿」を定義、三井化学グループが目指す方向性を示しています。
⽬指す未来社会とマテリアリティ
2030年のありたい姿
未来が変わる。化学が変える。
Chemistry for Sustainable World
変化をリードし、サステナブルな未来に貢献する
グローバル・ソリューション・パートナー
VISION 2030 全社基本戦略
経営課題を克服し、2030年のありたい姿、そして、その先の目指す企業グループ像を実現するために、5つの基本戦略を掲げ、全社を挙げて実行を推進します。
5つの基本戦略
VISION 2030 基本戦略
事業ポートフォリオ変革の追求
● 社会課題視点の全事業への展開
● 事業領域の拡大・深耕による成長
● 既存事業の構造改革加速、グリーンマテリアルによる事業転換
ソリューション型ビジネスモデルの構築
● 事業デザイン力強化による新事業の創出
● 社内横串連携、社外パートナーとの連携強化
サーキュラーエコノミーへの対応強化
● 全事業を対象としたCE型ビジネスモデルの構築
● 原燃料転換に基づくCE対応製品の展開
● カーボンニュートラルに資する環境基盤技術の開発・獲得
DXを通じた企業変革
● DXの全社・全領域への展開
● 製販研・SC全体の変革を通じた価値の創出
経営基盤・事業基盤の変革加速
● コミットメント・チャレンジ意識の浸透
● エンゲージメント向上による組織能力向上、企業文化変革
● グローバル全拠点での安全・安定運転と競争力強化の両立
● サステナブルなSCの構築
ビジネスモデル転換による「ポートフォリオ変革」
「社会や消費者がどのような課題を抱えているか」に遡って発想し、価値を創出する社会課題視点のビジネスへの転換を図る。同時にDXを全事業に展開し、新たなビジネスモデルへの進化のスピードを加速。
お客様の先の課題を探索し、
社内外連携で価値を生み出す
お客様のニーズに合った製品やサービスの提供を行う「顧客第一主義」から視野を広げ、より大きな社会課題に目を向けてビジネスのあり方を考えることで、三井化学グループならではの価値の高い提案を目指していきます。社内連携に加え、オープンイノベーションや外部との提携など、社内外の技術や知見を多様に組み合わせ、事業機会を拡大していきます。
「つくって売る」から「事業をデザインする」へ
「素材」を提供する従来型のビジネスを深化させ、社会課題の解決につながるソリューションの創出に挑戦します。「モノをつくって売る」という思考ではなく、「事業を自らデザインし、モノにとどまらない新たなソリューションを生み出す」という観点で、あらゆる業態とのコラボレーションも視野に入れ、価値創出につながるビジネスモデルを構築します。
循環型のサプライチェーンを構築する
大量生産・大量消費からサブスクリプションやシェアリングなど循環型サービスへと世の中の流れが変わっていることを背景に、「つくる→売る」という一方通行のビジネスモデルから、「使う→再利用する」までのサイクルを考えた製品設計や事業創出に取り組み、サーキュラーエコノミー(CE)への対応を全社で進めていきます。
DXの加速で会社の変革「CX」を目指す
DXは変革を進めるうえで欠かせないツール。全社員がDXの基礎知識を身に着けるとともに、各部門に高い専門性を持つDXチャンピオンを配置することでいち早くノウハウを浸透させ、全社のDXを加速します。業務のやり方を変え、ビジネスモデルを変え、最終的に会社全体が変わるCX(コーポレートトランスフォーメーション)実現を目指します。
事業ポートフォリオ
経営目標・投資計画
VISION 2030 経営目標
*非財務指標の一部です。その他の項目については非財務指標をご覧ください。
VISION 2030 投資資源配分

