海洋プラごみの問題から目の敵にされているレジ袋ですが、素材として捉え直した場合、まだまだ活躍の場は作ることができるという思いで、新たな命を吹き込むプロジェクトを始めました。
レジ袋の原料である高密度ポリエチレンは、高分子量で高強度、熱でシールできるなど、素材としての特性を活かせば、まだまだ活躍の場を作ることが可能です。
商品やショップのブランディングとして使用されるレジ袋のデザイン性を活かしながら、障がいをもった方々のオリジナリティ溢れる感性を取り入れ、魅力あるプロダクトに生まれ変わりました。
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RePLAYER™ -Pass Case-
レジ袋をアップサイクルしたパスケース
Design feature
素材屋が考えるアップサイクル(レジ袋)
海洋プラスチックごみ問題が大きく叫ばれる中、20年7月から日本でもレジ袋の有料化が始まりました。
レジ袋もきちんと廃棄し、回収・リサイクルの仕組みに乗せることで、まだまだ素材としての活躍の可能性は残されています。
レジ袋を素材として捉え直し、新しい命を与えることができれば、それはライフサイクルアセスメント(LCA)の観点からも非常に環境負荷の小さいものになります。
Spec
- 素材:
- 高密度ポリエチレン
- カラー:
- マルチカラー
- サイズ:
- W100 x D75mm
Details
今回、大阪の障がい者就労継続支援B型事業所オーロラが手掛けるpoRiffとコレボレーションし、廃棄予定のMOLpのレジ袋と地域の方々から集めたレジ袋を組合せ、パスケースとして生まれ変わりました。
オーロラのみなさんの感性で、さまざまなカラーのレジ袋をアイロンを使って熱で何層にも貼り合わせ、オリジナリティあふれるパスケースが完成しました。
素材の特長を活かした新たな見立てで、素材のロングライフを提案します。