FEATURES特性
- ミペロン®
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ミペロン®は、三井化学が独自に開発した超高分子量ポリエチレン微粒子です。真球状で狭粒度分布であることから分散性に優れ、
ゴムや塗料、グリースやフィルムに添加することで基材の摺動性や耐摩耗性、耐久性や静音性を向上させます。
また、ミペロン自身を焼結させることによって、フィルタとして使用することも可能です。
塗装面の学振摩耗試験結果
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<学振摩耗試験条件>
相手材 ガラス
速度 往復60回/min
荷重 200g
ストローク 100㎜
2液型ウレタン塗料(ポリエステルポリオール系)にミペロン®を添加し、EPDMにスプレー塗工
→ 低摩擦係数を維持でき、耐摩耗性もPTFEと比較して高い
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グリースに添加することで、グリース単体に比べて耐久性が向上します
塗装面の学振摩耗試験結果
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<学振摩耗試験条件>
相手材 ガラス
速度 往復60回/min
荷重 200g
ストローク 100㎜
2液型ウレタン塗料(ポリエステルポリオール系)にミペロン®を添加し、EPDMにスプレー塗工
→ 塗料単体、PTFE添加時と比べ、低い摩擦係数を示す
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<測定条件>
・LLDPE単層40μmフィルム
・フィルム同士のスリップ試験
・試験片幅63.5mm
・試験速度100mm/min
・荷重200g
LLDPEにミペロンを少量添加することで、フィルムの摩擦係数を下げることができます。
一般名 | 形状 | 分子量 | 成形方法 |
---|---|---|---|
超高分子量ポリエチレン微粒子 | パウダー(10~60μm) | 200万 | ゴム・塗料・グリース・フィルム・粘着剤等に添加単体で焼結成形も可能 |
真球状小粒径分散性に優れます
通常の超高分子量PEと比較して、粒径が小さく世界最小レベルのサイズを誇ります。また、粒子の形状が真球状であり分散性に優れます。
狭粒度分布高品質な製品の製造にも
PTFEなど他の粒子に比べても狭粒度分布を誇り、粗粒分が少なくなります。
耐摩耗性各種基材に添加することで、耐摩耗性が向上します
各種の基材に添加することによって、基材の耐摩耗性を向上させることが可能です。
摺動性各種基材に添加することで、摺動性が向上します
PTFEと比較しても、より低い動摩擦係数を誇り、摺動改質剤として優れています。
耐薬品性酸、アルカリ、有機薬品にも安定
ミペロン® は官能基を持たず、側鎖・二重結合がなく、結晶化度の高い分子構造を持っています。このため、酸・アルカリ・有機薬品に対し高い安定性を示します。
非吸水性吸水・吸湿しにくい
ほとんど吸水・吸湿しないため、膨潤や加水分解が起こらず、プレヒーティングの必要もありません。
軽量軽量化が可能です。
密度が930~940kg/m3と、エンジニアリング樹脂の中では最も軽い部類に入り、製品の軽量化が可能です。
衛生性FDA規格に適応する銘柄も
ポリオレフィン等衛生協議会(PL)による確認登録を得ており、合成樹脂製容器包装などの衛生試験(厚生省告示第20号昭和57年)、アメリカのFDA規格「Code of Federal Regulation Title 21.Section 177.1520©2.2]に適合した銘柄も準備しております。