INTERVIEW
インタビュー|生産技術研究所 プロセス基盤技術グループ グループリーダー
変化が成長をつくる。
活躍の舞台を広げてくれる。
H.S.
生産技術研究所 プロセス基盤技術グループ
グループリーダー
2002年入社
応用化学修士課程 卒
CAREER
これまでのキャリア
- 2002:生産技術研究所に配属され、バイオプロセス開発に従事
- 2011:バイオプロセス技術チームのチームリーダーに就任
- 2014:1年半の育児休暇を取得
- 2016:バイオプロセス技術チームにサブチームリーダーとして復帰
- 2018:戦略企画スタッフとして、生産技術研究所の戦略・予算の策定・実行・管理に関わり、所長の補佐をつとめる
- 2020:バイオベンチャーに出向し、テクニカルディレクターとして製品の新規用途探索や企業・アカデミアとの共同研究アレンジに従事
- 2022:本社の研究開発部門へ異動
- 2022:生産技術研究所 プロセス基盤技術グループにてグループリーダーに就任
入社1-12年目
変化が後押ししてくれた、
キャリアの広がり。
業務が変わる。環境が変わる。出会う人が変わる。そのたびに、新しい成長がある——これまでのキャリアを振り返ると、変化こそが私の成長を後押ししてくれたことを実感します。最初の大きな節目といえるのは、チームリーダーへの就任でした。マネジメントへと業務が広がり、新しい人との関わりが生まれ、それまで基礎研究に没頭していた私の視界は大きく開かれました。三井化学にはどんな部署があるのか。どんな役割を果たしているのか。それを改めて知ることで、曖昧だった私のキャリアプランに「いつかは戦略に携わってみたい」という目標が生まれたのです。
入社15-16年目
育児と、
手ごたえある仕事の両立。
入社13年目で育児休暇を取得しました。1年半後に復帰した時、ちょうど夫の単身赴任が重なって、私はワンオペ育児中。業務の負担をできるだけ軽減するためにも、上司と相談して選んだのが部下を持たないサブチームリーダーというポジションでした。さらに会社からの配慮があり、研究テーマの数を絞り込んだうえ、その管理も一人で行えるような環境を用意してもらいました。この期間には、これまで研究を進めてきた成果を上市するという一大プロジェクトにも関わりました。育児中でありながら仕事の手応えを十分に感じられたのは、慌ただしい日々を支えてくれた、上司や同僚の存在があったから。本当に感謝しています。
入社17-20年目
戦略企画の経験が、
バイオベンチャーで開花。
かねてから出していた希望が受け入れられ、戦略企画スタッフへ。戦略立案や予算策定という、会社の仕組みそのものにも関わる業務を通じて、視野も人脈も一段と大きく広がりました。一方で、それまでとはまったく異なる業務の連続に、吸収するのがやっとの毎日。なかなかアウトプットに結びつかないもどかしさも感じていました。この経験がついに活きたのが、続いて出向したバイオベンチャーです。組織が小さいために一人ひとりの業務範囲がとても広かったのですが、戸惑うことなく対応できたのは「会社の仕組み」を把握できていたから。そのおかげで、ベンチャーらしい意思決定のスピード感や裁量の大きさ、視点の多様さなどを存分に味わい、刺激を受けることができました。
入社21年目-
研究職として、
女性初のグループリーダーに。
打診があった時には驚きました。同時に、引き受けるべきか悩みました。前例のない大役を、自分はつとめあげることができるのか。小学生の子どもを育てながら、ワークライフバランスを維持できるのか。それを素直に打ち明けた時、先輩がかけてくれた言葉は「これまでもやり遂げてきたのだから、きっと大丈夫」。思えば私は、変化の機会を捉え、周囲に支えられながら期待に応えることで成長を果たしてきました。グループリーダーへの挑戦はきっと、さらなる成長を私にもたらしてくれるはず。そんなふうに前を向けたことが、拝命の大きな動機になりました。
今はグループリーダーとしての業務に取り組みながら、これまでの経験が余すところなく活きていることを実感しています。その中でもとくに大きいのは、戦略企画としての経験でしょうか。たとえばグループの方向性を定めるうえでも、上流にあたる会社と研究所がどう方針を立てているか、流れを把握できているので落とし込みがしやすいと感じています。また、バイオベンチャーでの経験は、グループリーダーとしての目標も私に示してくれました。規模が小さい分、意思決定までの階層も少なく、スピード感が桁違いであること。キャリア入社の社員が9割近くを占める中、バックグラウンドの違いを活かせるようなフラットさがあること。もともと三井化学も風通しのいい会社ですが、ベンチャーのよさを意識的に取り入れることで、さらに働きやすい環境が実現できるのではないか。研究開発のスピードを上げられるのではないか。そんなふうに考えています。
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