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まくら用クッション材
一人ひとりの「あたま」と「寝姿勢」に寄り添い
毎日の睡眠を心地よくサポート
現行材の課題
- 枕に一般的に使用されるパイプ中材は、ポリエチレンベースのものが多く、安価ですが寝心地やフィット性において、一人ひとりのニーズにマッチすることが難しいという課題があります。
- ウレタンなどの低反発の素材を用いたり、特殊な形状によって、これらに対応する取組がある一方で、長期間使用すると型崩れが起こったり、メンテナンス(洗濯)性との両立が出来ないなど、耐久性の問題も存在します。
アプローチ
- 体温によって柔らかく変形するアブソートマーの特性を生かし一人ひとりがそれぞれの「心地良い」を体感できるような、製品開発ができるのではないか。
- 一般的なパイプ形状で設計できるため、クッション材の種類を「組合せる」など、寝心地(快適性)のカスタマイズを実現しやすかったり、「型崩れ」や「劣化」などのメンテナンス性の問題も解決できるかもしれない。
解決した点
- 新しい寝心地の提案
- アブソートマーの体温の温度領域で柔らかくなる特性を生かした製品設計によって、フィット感と適度なクッション性を両立し、これまでにない触感による新しい寝心地を提案しました。
- メンテナンス性の向上
- パイプ形状であることから、クッション材自体の交換や洗濯など、日ごろのお手入れに余計な負担がなく、長持ちしやすい製品設計となりました。
開発者の声

- 萩原株式会社 HAGIHARA
- Q1.アブソートマー®を紹介された際のファーストインプレッション
- _展示会でサンプルを拝見した際、これまでに体験したことのない不思議な物性に大変驚きました。
- Q2.なぜ、この用途に挑戦しようとされたのか
- _アブソートマーの体温で柔らかくなる特性が、クッション材に適しているのではないかと考え、挑戦しました。
- Q3.アブソートマー®での開発で一番ワクワクしたこと
- _初めての試作で従来にはない物性を確認できた時は新感覚のクッション材の誕生とその可能性にとてもワクワクしました。
- Q4.貴社開発において、三井化学が果たしていると思われる役割
- _素材提案から開発サポートまで、新商品開発の全過程において重要な役割を担っていただいています。
- Q5.ズバリ、今の貴社にとってアブソートマー®とは?
- _体温によって柔らかくなり、応力を緩和する物性はクッション材との相性が良く、心地よさを追求する上で欠かせない素材です。

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