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入 社
市原工場製造へ
入社して最初の半年は市原工場の製造現場で工事研修を経験しました。三交代の実習等、工場の仕事の流れや製造のスケール感を体験できたことは、その後のキャリア形成に大きく役立ったと思っています。
はじめての異動
生産技術研究所へ
学生時代、生物化学工学を専攻していたため、バイオプロセス開発を希望していました。工場での研修後は、その希望通り、新規製造プロセスの開発や既存プロセスの改良、プロセスに関わる触媒開発等を行う生産技術研究所に配属。バイオプロセス開発の担当となりました。その後も一貫して、バイオプロセス開発に関する研究職というキャリアを歩み続けています。
2012年には9年間所属していた生産技術研究所でバイオプロセス開発チームのチームリーダーに任命されることとなりました。チームリーダーとしてマネジメントを経験したことで自分の視野も広がったと感じています。責任あるポジションに立ち、他部署と連携・調整することで、得られる情報量は格段に増加していきました。情報量が増えたことで、今までとは異なる視点から仕事と向き合うことができるようになり、仕事の面白さや手応えも、さらに感じられるようになりました。
育児休業
2014年からは育児休業を取得し、約1年半の間、育児に専念していました。当社は育児を支援する制度が充実しているので、ワークライフバランスが取りやすい会社であると思います。実際、子供を持ったことで、私のライフスタイルは大きく変わりました。だからこそ、長く働くためには、「ライフスタイルの変化に応じて、仕事のスタイルを変化させることのできる環境がある」ということが重要なのだと実感しました。
職場復帰
生産技術研究所 所属
2016年には育児休業から復帰。復帰後は、サブチームリーダーとして生産技術研究所に配属となり、主に酵素触媒の製造プロセス開発を担当しています。部下はおらず、携わる研究テーマの数も多くありません。会社から、時間を管理しやすい研究や、研究テーマ管理を一人で行うことのできる環境を整えてもらったのです。育児と仕事で、時間にも心にもなかなか余裕を持つことができませんが、同僚や上司の協力のおかげでなんとか両立することができていると思っています。
現在〜これから
現在は新製品を市場へ展開するための、開発の真っ只中です。しかし、このプロジェクトが完了した後は、次のステップに挑戦したいという想いがあります。これは、自分の専門分野以外の経験を積むことがスキルや能力を高めることに繋がると考えているから。多様な研究分野がある当社の研究部門で、バイオプロセス開発以外の分野の研究に携わること、そして、研究以外へのジョブローテーションを経験することで、自身を成長させたいと思っています。