033 SHIRANUI - Photochromic De Stijl
NeoPLASTICismを表現するアートワーク

Design feature

フォトクロミックでテーブルの色が変わり、影の色も変わる。プラスチックだからこそ楽しめるUX。
過去の思想を新たな素材で次の100年につなげるために、前回のMOLp Cafeから3年の時を経て、フォトクロミックレンズ材料の魅力の深化に挑戦したアートワークです。

De Stijl(デ・ステイル/英語でザ・スタイル)とはピエト・モンドリアンおよびが主張した新造形主義(Neoplasticism)の理念で活動したグループおよびテオ・ファン・ドゥースブルフによってオランダで創刊された雑誌の名称。抽象化や構成主義を唱えた思想は、のちにバウハウスを代表するように美術・建築ひいては産業構造のあり方に大きな変化を与えました。価値変容に挑戦した先人のように、De Stijlのオマージュ作品を通して、私たちも今素材のあるべき”スタイル”に向き合おうとしています。

Spec

素材:
MR(高屈折率メガネレンズ材料)、SunSensors(フォトクロミックレンズ材料)、アクリル、鉄
カラー:
マルチカラー
サイズ:
W900 × D460 × H370

Material Description

MR™

三井化学が世界で初めて開発した、最高品質の光学プラスチックレンズ材料です。
高い透明性や高屈折率など光学特性に優れ、軽量かつ高強度、高屈折率メガネレンズ材料の世界ナンバーワンシェアを誇っています。薄型・軽量の縁なしフレーム用レンズや、色素技術と組み合わせたプルーライトカットレンズ、フォトクロミック(調光)レンズなど、眼鏡のデザインと機能に数々の革新をもたらしてきました。
MR™レンズ材料の優れた素材特性に加え、特定波長の光をカットする技術や紫外線に反応して色が変化するSunSensors™のフォトクロミック色素技術などさまざま機能によって、新たなものづくりの可能性を拡げています。

About SHIRANUI

不知火(しらぬい)
海の果てでゆらゆらと浮かび上がる、言い伝えの灯火ー
近づくほどに遠ざかるその神秘を、いにしえの人々は「しらぬい(不知火)」と名づけました。
何もないところからぼんやりと現れ、いつしか鮮やかな色を放つ……
幻想的なその風合いを、遥かなしらぬいに見立てて、光を受けて淡く色付く、透き通ったプラスチックの静かなる変容。
この風情をぜひ、感じてみてください。