この選択に、間違いはなかった。
現在は業績管理グループに所属しており、管理関係を中心に、予算から実行計画まで、会社の業績の取りまとめを行っています。自分の出した数字が経営判断の材料になるので、経営に近い立ち位置から、会社全体を見た上で仕事ができていると感じていますね。入社以来、経理として働いていますが、もともとは営業志望でした。三井化学を選んだ理由は少数精鋭というところが大きかったですね。若いうちから裁量権を持って、幅広い経験を積むことができると思い、入社を決めました。選び抜かれた人たちの中で、自分の力をどれだけ発揮できるか試してみたいという想いもありましたね。入社して今年で14年目になりますが、振り返ってみても、経理の枠に捉われずに幅広い仕事ができていると感じているので、この選択に間違いはなかったと思っています。
経理の枠に捉われない、
多様なキャリア。
入社後は、工場勤務を経験後、事業部の経理として配属されるケースが多いのですが、私は大牟田工場での勤務後、三井化学と米国の化学会社とのジョイントベンチャーへの出向を経験しました。その後、メキシコに駐在し、現在は先ほどお話したように業績管理の部署に所属しているのですが、工場から関係会社の経理、海外、本社のコーポレート部門と、現在に至るまで、様々なキャリアを積んでいると思います。前述の関係会社は米国の会社との50:50のジョイントベンチャーなので、フィナンシャルの情報を含めて英語を使う機会も多かったんです。そこで英語や「海外から見た三井化学」を見ることの大切さを意識するようになり、海外に行きたいという想いを持つようになりました。
会社が大きくなっていく過程を
肌で感じたメキシコ時代。
海外で働きたいという希望が叶い、メキシコ駐在が決まりました。メキシコでの自動車生産台数の増加に伴い、原料を供給する三井化学の現地法人も事業が拡大しており、経理の人間が欲しいという要望があったため、運良く私が選ばれました。事業規模拡大に伴い、適切な時期に生産ライン増加の決裁を取得するための計画を立案していきました。また、事業規模や売上も急激に伸びたため、エクセルで行っていた損益計算にERPシステムを導入したり、社員数の急増に伴い内部統制の強化を図ったりと、会社としての基盤を整備していきました。旗振り役になれる人の数も少なかったので、経理に関わらず幅広い仕事に携わっていましたね。適切な時期に、適切な予算で設備投資ができたという手応えもありますし、会社が成長して、大きくなっていく過程を肌で感じることができたので、とても印象に残っています。
まだ、事業を展開していない場所で、自分が何をできるか。
今は日本で仕事をしていますが、実はもう一度海外で働きたいと思っています。海外では、経理という仕事の枠に捉われず、企画など、幅広い業務に携わることができます。環境や文化など、日本とは異なる部分も多いのですが、海外で働いていると、自然とそういったものを自分の中に取り込むことができるようになります。そうやって視野が広がっていき、自分自身の成長を感じることができるんです。また、直接事業の展開に携わることができるということも醍醐味の一つですね。今後は、これまでに事業を展開していない、進出していない国で、自分が何をできるのか、挑戦してみるのも面白いんじゃないかと思っています。今までの経験を活かして、事業をサポートしていきたいですね。
Private
小学校5年生の息子が歴史好きで、特に戦国時代が大好きなので、最近はお城巡りをすることが多いです。この写真は今年の夏に、妻と息子と娘と小田原城に行った時の写真です。他にも、掛川城や浜松城跡、お城ではないですけど、龍潭寺にも行きました。