法的観点から企業を守り、
事業の成長を後押しする。
私が所属している法務グループの役割としては、各部署が締結する契約書の作成・審査や、M&Aなどのプロジェクトに法務担当者として参加し、法的観点からプロジェクトのスキームや進め方の検討を行うことが挙げられます。私自身もグループ内でそのような企業取引をサポートする業務を担当しているほか、個人情報保護法や独占禁止法など、弊社のビジネスに関係する法令を社員が遵守できるような体制の構築を担当しています。また、日々の業務の中では、さまざまな部署から法的観点でのアドバイスを求められることも多いです。悪意なく行おうとしている行為が、法律や契約に反してしまう可能性もありますので、法的紛争を起こさず事業をスムーズに進めるためのサポート役として私たち法務グループが存在しています。
法律×化学メーカーの学びから、
新たな世界が広がった。
多くの事業を展開している三井化学では、営業担当者はもちろんのこと研究者からもそれぞれの専門分野に関する相談をいただくことがあります。法律に関しては学生の頃から勉強してきましたが、ビジネスや化学についてはわからないことがかなり多いです。また、法律についても同様に、持っている知識だけでは回答できないような質問も多くいただきます。そのような相談をいただくたびに新たに学ぶことが必要になりますが、その繰り返しによって自分の世界が広がっていることを実感しています。最近の案件でいえば、自分が主担当となった案件の会議に上司と出席した際、自分が知らない法律用語やビジネス用語が飛び交うため、全く理解が追いつかなかったことがありました。これではマズイと思い、会議後、急いで関係する法律分野の参考書を購入し、一から勉強しました。また、その案件に関係するビジネスについて自分で調べ直したことで、次の会議からはなんとか案件の全容が把握できるようになり、勉強を継続しながら少しずつ法的支援ができるようになりました。新しい依頼ごとにあらゆる知識が身につく。この業界・この仕事ならではのやりがいだと思います。
私のビジネスポリシーは、
サポート役に徹すること。
私の仕事は他部署の社員が進めている仕事をサポートすること。サッカーで例えるなら、ストライカーである事業部門や研究部門の方々に、的確かつ素早くボールを回すことが私の役目なので、私がいつまでもボールを持っていては事業が先に進まないと常に意識しています。具体的にいえば、とにかく仕事を溜めないことです。すぐに担当者と連絡が取れそうなのであれば連絡し、依頼の背景をお聞きしたり、時間が取れそうであれば会議設定をしたりと、できるだけ早くコミュニケーションを取り、あとは自分がもつ仕事を完了させれば、次の方へパスが回せます。また、担当する案件を熟知することで、今後検討が必要になっている論点も予想ができますし、その論点についてあらかじめ調べておけば、検討に要する時間も短縮することができます。私自身がもつ仕事を迅速に処理することで、関わるすべての方々の仕事が円滑に進むということですね。
国内だけでなく、海外まで精通した
アドミのエキスパートに。
入社後は工場で総務・人事業務を2年半経験し、本社の総務・法務部に異動しました。総務グループでの2年間の情報管理や不動産管理を経て、現在に至るまで法務グループで勤務しています。法務グループでの経験はまだまだ浅いので、まずは色々なM&Aやジョイントベンチャーなどのプロジェクト案件を経験したいと考えていると同時に、チャンスがあれば米国のロースクールに挑戦したいです。2年間の教育を通じて司法試験を受験し、資格を目指すのがミッションとなる長期留学となりますが、資格を取ることで、海外の法務業務に精通することができます。外国籍の方との交渉するときなど、知見をもった状態で業務を進められるので、任せられる業務の幅は広がり、会社にも大きく貢献できると思います。そして将来はアドミのエキスパートになること。私自身、三井化学での業務を通じて「法律分野だけに詳しい」というのでは足りないと気づきました。これからの法務グループでの経験、ロースクールへの挑戦をふまえて幅広く学び、社内の頼れるビジネスパートナーになりたいですね。
Private
ひたすら山道を登る種目の大会に好んで出場しています。周囲からは変態扱いされています笑
工場勤務時代には職場旅行もしました。工場では公私ともにお付き合いいただき、本当にいい思い出です。