PROJECT DIARY

古坂大魔王も驚いた?野球観戦が楽しくなるNeoContrastレンズ

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取材・執筆:榎並紀行(やじろべえ) 写真:佐藤翔 編集:吉田真也(CINRA)

プロ野球選手を助けるために。知識と技術を持つ人が集結してつくり上げた

古坂:そもそもこのアイウェアは、どういった経緯でできたんですか?

熊本:私たちは、もともと眼鏡のレンズを研究していて、特定の光の波長だけをカットする技術を持っていました。この技術を活かしてつくったレンズ用素材を開発し、いろいろと応用できないかと考えたのが始まりですね。

その後、われわれのお客さまでありパートナーでもあるホプニック研究所にて開発したのが、特定の光の波長を選択的にカットする技術で「黄色の波長」だけを省き、色のコントラストを上げ、「視界の品質」を高めた眼鏡レンズでした。

古坂:そこから、どのように楽天イーグルスモデルの実現につながったのかが気になります。

半田:私がもともと楽天イーグルスに視覚機能に関するトレーナーを担当していて、選手からさまざまな「目」に関する悩みを相談されていたんです。なかでも、「最近、ちょっとぼやけて見える」「ナイターの照明がまぶしくてフライが見えづらい」などの声が多く、これらに対応できるものを探していました。

ちょうどそのタイミングで三井化学さんから、NeoContrastに関するお話をうかがったんです。そこから、協業してスポーツ用のアイウェアをつくることになって。サンプル品を選手に試してもらいながら改良を重ね、NeoContrastを使用したアイウェアが完成しました。そして、楽天イーグルスモデルとして販売することになったのです。

古坂:いやあ、良いストーリーですね。最初は、困っている人やプロ野球選手を助けたいという想いから始まって、結果的に良いものができたから、ファンに向けて商品化もするっていう。

正直、「眼鏡をかけるだけで景色が変わります」って言われても、若干の胡散臭さがあるじゃないですか。でも、プロ野球選手を助けるために、知識と技術を持つ人が集結してつくり上げたっていう背景がわかると信頼性を感じるし、試してみたくなりますよね。他球団のファンの方も、ちょっとつけたてみたくなるんじゃないかな(笑)。

「打席でボールの縫い目まで見えた」。着用した楽天イーグルス選手の感想

古坂:ちなみに、楽天イーグルスの選手たちもすでにこのアイウェアを体験しているんでしょうか。

熊本:はい。完成品を40本ほど選手やコーチにお配りしたのですが、おおむねポジティブな感想をいただきました。「守備の際に打球が見えやすくなって、早く反応できる」という声や、「打席に立ったときに、ピッチャーが投げたボールの縫い目まで見えた」なんて感想もあったくらいです。すでにNeoContrastのアイウェアをつけながらプレーしてくれている選手もいます。

実際にNeoContrastのアイウェアをつけてプレーしているキャッチャーの太田光選手(商品を楽天市場で見る

古坂:それはすごい! 今年は勝負の年ですから、その一助になるとありがたいです。マー君(田中将大選手)も帰ってきたことだし、震災から10年という節目の年でもあるし、今年は絶対優勝したいですよね。というか、マー君と則本昂大選手と岸孝之選手と涌井秀章選手と、おまけに早川隆久選手までいて、これだけ良いピッチャー陣が揃っているので優勝してくれると信じたいです(笑)。

半田:期待できますよね。個人的にも、今シーズンは楽しみです。

古坂:今年のオープン戦では、楽天イーグルスのチーム打率が高かった(12球団中2位)から打線も期待できますよね。さっき、選手からの感想で「ボールの縫い目まで見えた」って言っていましたけど、すごすぎませんか(笑)? それが本当なら、打者は絶対にこのアイウェアつけたほうが有利ですよね?

半田:じつは、選手にとっては一概に「つけたほうが良い」とは言い切れません。実際に、試していただいた全選手がこれを使っているわけではありませんし、着用することでいつもの感覚がズレてしまうという選手もいました。あまりに球がよく見えると、逆に打てなくなってしまうこともあるんですよ。

古坂:ああ、なるほど。細かいことを気にせず、感覚で打ちたい人もいますもんね。

モノクロでYouTubeを見てもつまらなかった。「色」は面白さの重要な要素

古坂:そのほかにも、「こんな人に、ぜひこのアイウェアを使ってほしい」というのはあるんですか?

半田:もちろん、老若男女問わずですが、個人的には視力や色の識別に不安を持つ人に使ってもらえたら嬉しいですね。NeoContrastのアイウェアを着用すれば、苦手な色を「盛る」ことができて、コントラストが上がり、見づらかった色が見えやすくなります。

とくに視力や色の識別に不安を持っている子どもは、ネガティブに捉えてしまうケースも少なくありません。その子たちにとっては、同じ眼鏡をつけたプロ野球選手が活躍することが、大きな励みになると思うんです。NeoContrastのアイウェアをかけることで、憧れの選手と「同じ風景」が見えるとなったら、やはり嬉しいじゃないですか。自分もプロ野球選手を目指そう、諦めなくていいんだと思う子だって出てくるかもしれません。

古坂:たしかに。ぼく自身も子どもの頃に目が悪くなって、一時期は野球から離れたクチなので、いまのお話にはすごく共感します。小3で始めた当初はバッティングが得意だったんですけど、急激な視力の低下とともに、まったく打てなくなっちゃって。中1になる頃にはボールの捕球すらまともにできなくなったんです。次第に「昔よりも野球が下手になったな」と感じるようになって、部活にも行かなくなりました。

でも、大人になってちゃんとした眼鏡をつけて野球をしてみたら、普通にプレーできたんですよ。子どもの頃は単に自分の技術が落ちたと思っていたけど、やっぱり視力の低下が大きな要因だった。当たり前ですけど、見えてないものは捕れないし、打てない。そう考えると、たしかにこのNeoContrastのアイウェアに出合うことで救われる少年少女がいるかもしれませんね。

熊本:だからこそ、野球だけにとどまらず、ほかのスポーツやあらゆるライフスタイルの場面でも、NeoContrastを浸透させていけたら良いなと思います。

五十嵐:三井化学の技術を通じて視界品質(QOV:Quality of View)の向上につなげたいと考えているので、NeoContrastが誰かの救いになるのであれば、とても嬉しいことです。一つ一つは小さな貢献かもしれませんが、こうした考えに基づいた取り組みがSDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」や目標4「質の高い教育をみんなに」の達成の一助になっていくと思っています。

古坂:ぼくも今回の体験をとおして、やっぱり「よく見える」って何事にも大事だし、そのなかでも「色」って重要なんだなと、あらためて感じました。

以前に出演した『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)でも、「スマホの使いすぎを防ぐには、画面をカラーからモノクロに変えると良い」って紹介されていたので試してみたら、本当に見る気が失せたんです。Twitterを見てもあんまり頭に入ってこないし、YouTubeも動画1、2本で飽きてくる。

つまり、色っていうのは何かを楽しむときには、かなり重要な要素なんだなと、そのとき感じました。色を綺麗にすることは「面白くする」ということなんだって。だから、このNeoContrastのアイウェアは、「Can see(見ることができる)」だけじゃなくて、よりエキサイティングに見える「Can be exciting」な眼鏡でもあるんでしょうね。いや、本当にすごいと思います。早くこのアイウェアで楽天イーグルスの試合が観たい!

最後は、古坂大魔王さんがプロデュースしているピコ太郎の『ネオ・サングラス』風で記念撮影。古坂大魔王さん、ありがとうございました!

(※1) 「NeoContrast」及び「ネオコントラスト」は、株式会社ホプニック研究所および三井化学株式会社の商標または登録商標です。

(※2)見え方には個人差があり、すべての人がくっきり鮮やかに見える・視認しやすいと感じることを保証するものではありません。

PROFILE

古坂大魔王KOSAKADAIMAO

1973年7月17日生まれ。青森県出身。1992年に、お笑い芸人「底ぬけAIR-LINE」でデビュー。2019年より、文部科学省「クロスカルチュラルコミュニケーション大使(CCC大使)」、総務省「異能vation推進大使」、2021年、UNEPサステナビリティアクションのアドバイザーに就任。現在はバラエティ・情報番組への出演をはじめ、世界のトップランナーたちとのトークセッション、有名アーティストの楽曲制作・Re-mixを手掛けるなど、幅広い分野で活躍中。
公式サイト https://avex.jp/kosaka/
Twitter https://twitter.com/kosaka_daimaou

PROFILE

半田 知也TOMOYA HANDA

1975年9月8日生まれ。北里大学大学院眼科学を修了(博士医学)。2016年より北里大学医療衛生学部視覚機能療法学専攻 教授。眼科医療技術で社会に貢献する「実学的思考」をモットーに、屈折矯正、視機能検査、映像、照明、ビジョントレーニングなど様々な分野を繋ぐ研究活動を行う。研究開発した視機能検査・訓練機器は眼科医療で広く用いられている。

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