自社の戦略の一端を担い、
さまざまな部署を支える仕事。
弊社が掲げる長期経営計画「VISION2030」における全社基本戦略のひとつに「サーキュラーエコノミーへの対応強化」があります。私が所属するグリーンケミカル事業推進室では、この戦略を進めていくための支援や、グリーンケミカル分野の事業化推進を行っています。当室はベーシック&グリーンマテリアルズ事業本部に属していますが、それ以外の3つの事業本部とも連携する全社横断的な役割を担っています。グリーンケミカル分野の事業化推進の一例としては、バイオマスナフサの導入が挙げられます。従来の石油由来の原料をバイオマス由来の原料へ置き換えることで、温室効果ガスの排出抑制や枯渇性資源の使用削減に貢献できます。バイオマスナフサから生産した製品を各事業部の営業の方々が拡販しやすいように、さまざまな情報支援を行い、転換への後押しをしています。
新たな情報が飛び交う分野で、
自身の知見を培う日々。
この仕事のおもしろいところは、世界的にとても注目を浴びている分野であることです。私たちグリーンケミカル事業推進室が関わるサーキュラーエコノミーやカーボンニュートラルの話題は、新聞、テレビ、ネットなど私たちが生活する中でほぼ毎日目にするようなトレンドとなっています。話題性のある分野なので、新たな情報が日常的に溢れるように流れてきます。勉強することが多く苦労もありますが、たくさんの知見を得ることができたり、変化の激しい環境に身を置くことで新たな視点が生まれたりと、やりがいを感じられる仕事だと思います。これからも学ぶことばかりですが、三井化学の未来を担う部署に属する人間として、今後活かせる知見をさらに増やしていきたいです。
原料調達でのトラブルを
乗り越えた過去の出来事。
印象に残っている仕事は、前部署でのトラブル対応の業務ですね。現在の部署に配属される前は、石油化学製品の原料(主にナフサ)の調達を行う部署に所属していました。ナフサは弊社の最上流に位置する原料であり、ナフサを熱分解することで得られるエチレン・プロピレンなどの基礎化学品から、さまざまな誘導品を製造しています。時には、台風などの悪天候による船の遅れなどのトラブルにより、ナフサ在庫が切れてしまいそうになる場面もありました。ナフサの在庫が切れると、上流から下流のプラントまですべて止まってしまうため、絶対に切らしてはいけない緊張感の中、あらゆる施策を検討・実行しました。社内の関係部署や取引先など多方面の協力を得て、何とかプラントを止めずに乗り越えたときの達成感は今でも印象に残っています。
世間に浸透している
プラスチックのイメージを変えたい。
弊社が製造している製品はいわゆるプラスチックがメインですが、近年は環境配慮の観点からプラスチックの使用を避ける動きが見られます。身近な話で言えば、プラスチックストローから紙製ストローに切り替えるといった取り組みがありますね。世間的に「プラスチックを使うこと=悪いこと」というイメージが浸透しているような気もしますが、その存在自体が悪いわけではないと思うんです。プラスチックは、自動車・家電・食品・日用品など、あらゆる産業で使用されており、私たちの快適・清潔で豊かな生活に貢献しているのは事実です。大切なのは、「3R(Reduce, Reuse, Recycle)+Renewable」の考え方の下、プラスチックを正しく利用することだと考えています。先ほどお話ししたバイオマスナフサの導入は、「Renewable」の具体例のひとつです。今の部署で学んだことを活かして、プラスチックに対するネガティブなイメージを少しでも取り除き、正しい理解を浸透させていけるような取り組みをしていきたいです。
Private
横浜市民なので、応援している野球チームはベイスターズです☆年に数回は横浜スタジアムに観戦に行きます。
近所のカフェの看板犬です。ドリンクもスイーツも美味しくて、犬にも癒されて、とっても居心地の良いお気に入りの場所です。
美術館が好きでよく足を運びます。これは、軽井沢の千住博美術館を訪れた際の写真です。美術館目当てで旅行に行くこともあり、これまで訪れた中だと瀬戸内海の直島・豊島はとても印象的でした。