強みを活かした社会課題解決のあゆみ

三井化学グループは、1912年に福岡・大牟田で石炭化学事業を開始して以降、様々な事業活動を通じて社会課題解決に取り組んできました。
1958年の日本初となるエチレンプラント操業以後は、石油化学においても時代の最先端を行く技術を蓄積してきました。
1997年の三井化学誕生以降、グローバルな顧客・人材基盤を築き上げ、さらなる飛躍を目指しています。

社会課題解決の歴史-肥料用尿素の生産で戦後の食糧危機を打開-

戦後の1940年代、食料危機に見舞われた日本では、化学肥料の増産が国策として打ち出されましたが、従来原料となっていた硫酸が不足していました。そこで当時、合成アンモニア事業を担っていた東洋高圧工業が、アンモニアと炭酸ガスを合成して製造する化学肥料、尿素の量産に踏み切るべく、世界初の大量生産工場を北海道に建設(現・北海道三井化学)。その後も製造プロセスの改善や製造設備の拡大を進め、日本の戦後復興を支えました。

東洋高圧北海道工業所アンモニア合成工場(1941年) 写真
東洋高圧北海道工業所
アンモニア合成工場
(1941年)

100年の技術力

当社グループは、その歴史の中で精密合成技術とポリマーサイエンス、そして土台となる製造プロセス技術を柱として競争力を高めてきました。これらの技術が、現在に至っても多様な製品が生み出される源泉となっています。

精密合成技術 図

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ポリマーサイエンス 図

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グローバル基盤・人材

当社グループは、積極的なグローバル展開を推進しています。現在では売上収益の48%が海外売上となっており、海外に在籍する社員の比率も4割近くとなるまでにグローバル化が加速しています。

グローバル基盤・人材 図1

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