ケミカルリサイクルとは、廃プラなどの使用済み資源を化学的・熱的に処理・分解して、分解油や合成ガスといった原料やモノマーに戻し、再度プラスチックや化学品としてリサイクルするアプローチです。廃プラは異素材が混合していたり、そもそも包装材料などは複合素材が多いため、マテリアルリサイクルでは処理できないものも多く、ケミカルリサイクルの社会実装に期待されています。
BASFとの日本におけるケミカルリサイクル協業検討
欧州にてケミカルリサイクルを先進的に進めるドイツBASF社と、日本におけるケミカルリサイクルの…
マイクロ波を用いた廃プラのダイレクト・モノマー化
マイクロ波を用いた廃プラのダイレクト・モノマー化マイクロ波を用いた熱分解により、効率的に廃プラを原料モノマーに直接分解する技術…
自動車破砕残さ(ASR)の油化プロセス開発
自動車には軽量化に貢献するためプラスチックが多く使われています。これを有効活用する…
アールプラスジャパンでのPET樹脂等のリサイクル検討
アールプラスジャパンは、米国のバイオ化学ベンチャー企業であるアネロテック社(Anellotech Inc.)と…
マテリアルリサイクル(メカニカルリサイクル)に貢献する素材・技術
廃プラなどの廃棄物を原料として捉え、製品原料として再利用するリサイクル方法です。リユースに次いで環境負荷が低いアプローチであり、三井化学グループとしては、サーキュラーエコノミーの実現に貢献するため、よりリサイクルしやすい(Recyclability)技術や設計の提案を進めています。
マスバランス方式によるケミカルリサイクル誘導品
三井化学では、廃プラスチックを原料とした熱分解油(廃プラ分解油)を、2024年3月に当社大阪工場のクラッカーへ投入し、マスバランス方式によるケミカルリサイクル由来の誘導品(化学品・プラスチック)の製造・販売を開始しています。
産官学連携、地域連携、連携団体
プラスチックごみ問題、海洋ごみ問題などの解決、サーキュラーエコノミーの実現に向けて様々な団体との連携を進めています。