あらゆる製品のもとになる
原料100万トンをマネジメントする仕事。
現在、私が所属している石化原料事業部オレフィングループは、ナフサクラッカーの運営、そしてナフサクラッカー製品の販売を行っている部署。この部署で私は、自動車の部品や食品のパッケージの原料となるエチレンの営業担当として、年間100万トンもの生産量を誇るエチレンの社内使用量(三井化学の他製品の原料として使用)の調整や外部への販売業務を担っています。前述したように、エチレンという製品からは、世の中に広がっている様々な製品が生まれることとなります。それゆえ、エチレン市場が変動した場合、エチレン自体の製品価格、及び誘導品の製品価格にも影響が出るため、常にアンテナを張り、市場情報の収集を行うことも私の大切な仕事の一つとなります。
三井化学の、
事業の面白さに惹かれた。
就職活動ではあまり業界を絞らずに活動していたのですが、調べていくうちに化学業界の事業の面白さに惹かれていきました。興味を持った点は領域の広さ、そして目には見えませんが、化学メーカーの製品がなければ世の中が成立しない、そういった社会への貢献度の大きさが面白いと感じました。その中で三井化学を選んだ理由として、事業の多様性が挙げられます。石油化学からファインケミカルまで、多くの事業を持っていたので、様々なチャレンジができると考えたのです。入社後は、所属本部署こそ一貫していますが、同じ製品を3年以上担当したことがありません。私自身、「変化すること」はやりがいの一つであると捉えています。「新しいことに挑戦する」、それがモチベーションに繋がっているので、三井化学を選択して良かったと思っています。
日本とは異なるビジネススタイルに
対応し、信頼を勝ち取る。
もともと海外志向はあったのですが、入社5年目にシンガポール駐在のチャンスをもらいました。日本とは文化や言葉も異なるので、当然ビジネススタイルも日本とは異なります。現地の方は押しが強く、一方的に意見を言われることが多いので、その中で、どのようにして自分の言いたいことを伝えるか、ということが重要になります。言われるばかりで、なかなか会話も成立しないのですが、なんとかして自分の話に耳を傾けてもらうため、しっかり一つずつ話をする、ということを心がけていました。他にも相手に有用だと思ってもらえる情報を用意することも大切。働くフィールドが変わると大変なことも多くなりますが、受注や信頼を勝ち取った時はこの仕事の面白さをあらためて実感しますね。
「失敗を恐れていては、
何も変えることはできない。」
営業だけではなく、事業を統括する役割も担っているため、売り上げ以外に、コストを含めた収支全体のバランスも管理しています。以前担当していた製品の事業が、収益面に課題を抱えていたのですが、その改善策の一つとして、コストダウンの可能性を探ることになったのです。具体的には、製造や物流、品質保証等の工場関係者とともに、具体的な業務項目をひとつひとつ洗い出していき、製造から顧客に届けるまでのプロセスの中で無駄を省けないか検討しました。それを積み重ねることでコストダウンに成功したのです。もちろん、この成功も数々のトライアンドエラーがあったからこそ。失敗を恐れていては何も変えることはできません。これからも様々な可能性にトライしていきたいですね。
Private
旅行が大好きなので、時間がある時は国内外問わず旅に出ます。1年に1回は、まとまった休みをもらい、海外旅行へ行くことにしています。写真は昨年行ったペルーのマチュピチュです。他にも南アフリカやパリへも行きましたね。
シンガポールに駐在していた時の、D&D(ディナー&ダンス)での写真です。これは日本で言うところの忘年会のようなもので、1年に1回開催されます。仕事を忘れて同僚と楽しい夜を過ごしました。