顧客の希望を知識と
技術で実現するサポート業務。
ライセンス事業部では、国内外の顧客に対して三井化学の商業プラントで実証された製造技術のライセンス販売および製造設備に使用する触媒の製造、開発、販売を行っています。現在私は、ポリプロピレン製造プロセス技術を担当しています。
具体的には、ポリプロピレンの製造プラント建設を計画されている顧客とライセンス契約を締結した後、製造設備の基本設計文書を作成します。顧客から機器設計に関わる質問への対応や基本設計文書と齟齬がないか現地での確認、運転に関わる教育を行います。製造プラントの建設を終えた後、現地での試運転および性能保証運転に対する支援を行います。
協力して乗り越えていく達成感。
建設工事の状況を現地確認ではなく、リモート形式で行った事例から感じました。当時はコロナウイルス感染拡大により多くの渡航規制があり、海外顧客が、ライセンス事業部のプロセス、機械、計装担当者や運転経験のあるオペレーターが現場で確認するはずであった項目を確認・報告してもらうといった業務形式とする必要がありました。ライセンスの業務では初めての取り組みであったということもあり、当初は顧客の理解を得ることに苦慮しました。しかし、顧客の考え方や現地の工事状況を理解し、重要ポイントを確認できるようライセンスの各担当と協力し指摘事項の抽出を行いました。指摘事項は、試運転開始時期までに改善できる見込みが得られ、皆さんと頑張って取り組んだ甲斐がありました。
一人ひとりのキャリアを考え、
受け入れてくれる環境。
就職活動では、私は学生時代に学んだ化学工学の知識を活かせる化学・石油メーカーを志望していました。三井化学の社員とお話する機会があり、人間性だけではなく、10年後どのような人物になりたいのか、という一人ひとりのキャリアを大切にしてくれる会社という印象を持ちました。また、私がやってみたいと思っていたプラント建設ができる環境がある、ということも入社したいと思った理由です。私は製造現場を経験した後、プラント建設業務に関わることのできる現在の職場に異動することになりました。その際、単身赴任となり家族の負担が大きくなることに対して不安を感じましたが、テレワークの活用や職場の上司、同僚の協力を得ながら家族への負担を軽減しつつ仕事ができていることにも感謝しています。私は改めて個人のキャリアや働き方について考えてくれている会社だと思いますよ。
新しい領域にも挑戦し、
自身の可能性を広げていきたい。
私は入社してからお世話になった上司・先輩から非常に多くのことを教えていただきました。ポリプロピレン製造プロセスに関する知識・技術はもちろん、課題を解決するための粘り強さや、相手が納得できるように道筋を立てて説明する姿勢など、その教えが今も活きていると実感できます。だから私も、そんな頼りになるエンジニアになることが目標です。業務面でいえば、現在の事業部に配属されたことをきっかけに、ポリエチレン製造技術等のポリオレフィンに関するライセンス業務に携わりたいという気持ちが芽生えてきました。
現在担当している業務を完遂させた後、未知の分野の実績を積み重ねていき今後の仕事の幅を広げていきたいと考えています。それはきっと会社への貢献に繋がるはずなので、自身にできることを全力で取り組みつつ、将来のビジョンをじっくり考えていきたいと思います。
Private
娘のHalf birthday記念で撮影した写真です。これからも子供たちの成長を記録して思い出に残していきたいです。
公園で息子たちとキャッチボールをしているときの写真です。週末は息子が通っているサッカースクールの見学や外で遊んでいます。