「プロジェクトを成立させるために必要な」設計を担当する。
私が所属しているエンジニアリングセンター土建技術グループは、プラントの土木建築設備の建設や改造、メンテナンスが主な業務となります。私はその中で新規プラント建設の基本設計や詳細設計、工事や品質等の管理を担当しています。プラント建設を計画する上で、そのプラントの事業性の評価のために、建設費を算出する必要があります。この建設費を算出するために行う設計が基本設計と言われるものです。基本設計で作成した設計図書をもとに、協力会社に見積徴収を行い、妥当な建設費を積算することは、プロジェクトの実現性を判断することにも繋がる大切な仕事です。その他、耐震評価といった業務も担当し、何十年も前に建設したものが、現在の耐震基準に沿っているか評価を行います。このような建設やメンテナンスに日々携わっています。
三井化学なら専門分野に捉われず、
可能性を広げることができる。
数多くある化学メーカーの中から三井化学を選んだ理由は、機械や電気、制御など、専門分野である土木以外の業種の人と働く機会があると考えたことが大きな理由です。土木は専門性の高い進路に進む傾向にある領域。ただ私は土木の領域に捉われず、可能性を広げたいという想いを持っていました。それが三井化学への入社へと繋がったのです。また、以前から、「海外で大きな仕事を手掛けたい」という想いを持っていましたので、グローバルな事業展開をしているということも大きかったです。入社4年目にはシンガポールのプラントを改造するプロジェクトを担当するチャンスをもらい、目標の一つであった海外プロジェクトという希望を実現させることができました。しかし、まだ実現していない目標もあります。今後も入社前に抱いていた希望を実現していくことができればと思っています。
困難な問題をひとつひとつ解決していく。
その過程こそが仕事の醍醐味。
仕事をする上でやりがいを感じることは、トラブル等の困難な問題と向き合いながら、一つずつ解決していく過程。1年に1回、工場の運転を停止するのですが、ある時、その停止期間に行う改造工事を担当することとなりました。停止期間はとても短く、通常の進行では到底工事は終わりません。そのため、設計段階から試行錯誤を重ね、「通常通りに、新たに設備をつくっていたら到底間に合わないので、現状で使えるものは徹底的に使う」といった工夫や、「各工程の中の細かい工程をひとつひとつ確認し、短縮できる部分を洗い出す」といった検討を繰り返し、トータルで1ヶ月かかる工事を2週間に収めることに成功したのです。時間のない中での難しい工事でしたが、自分が考えた通りに進行し、決められた期間内に終えることのできた、達成感も大きい仕事でしたね。
新しいポジション、新しい場所で、
仕事と向き合いたい。
現在、私はリードエンジニアという立場で、プロジェクト内の土木建築設備の設計と工事を担っています。今後は、リードエンジニアとしての業務だけではなく、機械や電気、制御等を束ね、プロジェクト全体をマネジメントする業務に就きたいと考えています。今は土木建築設備だけを把握していれば良いのですが、それ以上の業務、たとえば、プロジェクト全体の予算やスケジュールの管理、各セクションの設計のコーディネートを行いたいですね。また、海外の建設プロジェクトにもっと携わりたいという想いもあります。これまでシンガポールや中国等、アジア圏のプロジェクトは経験がありますが、今後は、これまでに携わったことのないヨーロッパ・アメリカ等の地域を担当したいですね。これまでにない経験を自身の成長に繋げることができればと考えています。
Private
妻と小学校三年生になる娘と3人で沖縄の美ら海水族館に行った時の写真です。沖縄は初めてでしたがリゾート感があり、雰囲気も良かったですね。