加工技術

弊社では、軽量化や製造コスト削減といったお客様のご要望に合わせ、適切な製造方法をご提案し、樹脂部品を製造いたします。
多様な樹脂の加工技術より、製造数、納期、精度、製造コスト、要求性能等を考慮して、製造方法を選定します。

主な加工技術

金属製や樹脂製の型を使用し、樹脂を成形する方法です。
射出成形、注型、真空成形、プレス成形等の方法があり、特に射出成形は代表的な成形加工の一つであり、成形時間が短く、成形品の仕上げ工程も簡単であることから、製品の量産段階で多く適用されます。

棒状や板状の樹脂を機械で切削して加工する方法です。
成形加工に比べ、製品１個当たりの加工に時間を要しますが、樹脂を直接加工するため金型が不要であることから、比較的短納期での対応が可能です。

3D-CADで作成したデータを基に、立体モデルを造形する方法です。
機械加工と同様、金型が不要で、他の加工方法では対応できない複雑な形状も造形可能です。

加工技術		メリット（例）	デメリット（例）	材料（例）
①成形加工	射出成形	注型に比べて、成形時間が短い。	金型の製作が必要	PE、PP、PA、POM、PBT、ABS、PPS、PEEK、PC等
	注型	射出成形に比べて、短納期	使用する材料が限定される。	PU、エポキシ等
	真空成形	射出成形に比べて、薄肉、大型の成形が容易にできる。	シート状の樹脂材料が必要	PET、ABS、PC、PP、PE、PVC等
	プレス成形	射出成形に比べて、大型製品の成形が可能	射出成形に比べて、成形時間が長い。	PE、PP、PMMA、PC、ABS、PVC等
②機械加工		金型が不要	成形加工に比べて、製造時間が掛かる。	ABS、PC、PA、PEEK、POM、PE 等
③3Dプリンター		金型が不要なため、開発期間や製作時間を削減できる。	金型による成形と比べて造形の時間が掛かる。	ABS、PLA、PP、PC、PA、PMMA、PET、TPU等