PFAS※1は耐油性、耐水性、耐熱性、低摩耗性・離型性、薄膜性能に優れ、これらの性能が求められる用途で幅広く使用されてきました。その一方で、PFASは分解されにくく、環境や人体に長期間残留する特性があるため、その使用を包括的に規制する動きが見られるなど、世界各国でPFASに対する管理の厳格化が進んでいます。
また、PFASのばく露は、食事による摂取が最も大きいと考えられており、食品に接触する食品パッケージのPFASフリー化に向けた動きも加速しています。その中でも紙容器包装はPFAS規制の影響を直接的に受ける分野のひとつに挙げられ、代替素材への切り替えが急がれています。
PFAS代替材料が求められている食品用の紙容器包装
※1 PFASは、有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物の総称で、1万種類以上の物質があるとされています。
三井化学のソリューション
こうした食品パッケージでのPFASフリーのニーズに対し、三井化学グループでは、安全性と機能性の両立を実現する、様々な代替材料を展開しています。ここでは、その中でも紙容器包装のPFASフリーにつながる「ボンロン® XASシリーズ」をご紹介します。
ボンロン® XASシリーズ (開発品)
PFAS規制の影響を直接的に受けることが想定される食品用紙容器包装のPFASフリー化に貢献する水系アクリルコート材(有機溶剤不使用)。フッ素化合物を含まず、耐油性(ミネラルオイル、食用油)に優れる紙用コーティング材として使用でき、折り曲げ部にも耐油性を付与することが可能です。
また、当社のヒートシール材 「ケミパール®」 と組み合わせることで、耐油ヒートシール紙への展開が期待されます。
想定用途