その他バイオ関連技術、カーボンニュートラルに貢献する技術
植物細胞培養技術

植物には人にとって有効な独特な成分を有しているものが多くあります。それらは化粧品や医薬品の有効成分として使用されています。 そうした有効成分は植物を伐採し、成分抽出することで取り出していますが、中には希少な植物が原料となっているものも少なくありません。そうした有効成分を、少量の切片から培養し何万倍~無限大に増殖させる技術です。北海道三井化学では、植物細胞培養技術を使った化粧品・医薬品のオリジナルの有効成分を展開しています。

PC-LABO
関係する最終用途

化粧品・医薬品

カーボンニュートラルに向けた貢献性

例えば抗がん剤タキソールの場合、患者1人の治療に必要な量は約2g。それを天然品から採取すると、イチイの樹皮30kg(高さ30~40mの大木4本分)が必要となり、樹木の生長に数10年を要します。植物細胞培養ならタキソールの生産性は樹皮に比べて20,000倍以上の高効率となり、数100Lレベルの生産培養2週間で同量の取得が可能となります。