EUの包装・包装廃棄物規則(PPWR)が2026年8月12日から適用開始となり、こうした規制対応を含め、各種パッケージングのサステナブル化に向けた取り組みが世界的に広がりを見せつつあります。
特に軟包装は、賞味期限延長や内容物保護のために機能の異なるフィルムを積層したものが一般的となっており、異種素材の組合せで構成されているため、リサイクルを困難にしているという課題に直面しています。
こうした中で、日本の「プラスチック資源循環促進法」に基づく「プラスチック使用製品設計指針」においても、製造事業者が取り組むべき事項の一つとして「単一素材化等」、すなわちモノマテリアル化を明記するなど、よりリサイクルしやすい製品設計にしていくことが求められています。
この単一素材で構成したモノマテリアルパッケージでは、リサイクルのしやすさに加え、バリア性、印刷適性・剛性、ヒートシール適性など、包装に求められる性能を同時に実現していくことが重要になります。
モノマテリアル化に伴う技術的課題
※単一素材構成でパッケージに求められる上記3つの機能をバランスよく発現させることが重要
三井化学のソリューション
三井化学グループでは、ポリオレフィン主体の包装構成をベースに、各種材料の組み合わせにより、バリア性、印刷適正・剛性、ヒートシール適性などの性能に対応しながらモノマテリアル化に貢献する材料や構成例を提案しています。
技術的課題を解決する
三井化学グループのポリオレフィン系モノマテリアルパッケージング
| モノマテ化の課題 | PE | PP | |
|---|---|---|---|
| バリア性 | 超高バリア (アルミ箔ターゲット) |
・ 超高バリアMDOPE(アルミ蒸着)
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・ 超高バリアOPP(アルミ蒸着)
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| 高バリア (アルミ蒸着PETターゲット) |
・ 高バリアMDOPE(透明バリアコーティング)
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・ 高バリアOPP(アルミ蒸着)
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| ・ 高バリアCPP(透明蒸着)
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| 全般 | ─ | ・ アルミ蒸着との密着強化
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| 印刷適性・剛性 | 基材の寸法精度確保(延伸) | ・MDOPE(ネオゼックス®高耐熱銘柄) | 従来より対応済 |
| 構成全体としてのコシの確保 | ・ CPP(CPP向け高耐熱・高剛性PP萄脂) | ||
| ヒートシール適性 | 高耐熱印刷基材 | ・ MDOPE(ネオゼックス®高耐熱銘柄) ・ブロッキング防止耐熱コート |
・ ブロッキング防止耐熱コート |
| 低温ヒートシール シーラント |
・ 低温ヒートシール性有するLLDPE樹脂使用(エボリュー®) ・低温シール化によるシール可能温度範囲の確保(タフマー®)配合 |
・ 低温シール化によるシール可能温度範囲の確保(タフマー®)配合 | |
モノマテリアル包装のリサイクル適性と利便性の向上施策
【1】リサイクル適性の改善(モノマテリアル化率の向上)
① ラミネート材料をポリオレフィン主体へ置き換え、モノマテリアル化率を向上:
オレフィン接着剤 「ユニストール®」、オレフィン接着性樹脂 「アドマー®」の活用
② バリア機能とシール機能の一体化により、中間層をなくして包装構成を簡素化
| 3層構成(提案) |
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| 2層構成(提案) |
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【2】 利便性の改善:市場が求める利便性をモノマテリアル包装でも実現
1)冷凍用・コンビニ向け容器包装の耐衝撃性向上: αオレフィンコポリマー「タフマー®」
2)内容物の使い切り: 撥水・撥液性ヒートシール剤 「ユニストール®」
3)オンデマンドデジタル印刷: 軟包材(PP)用IJバインダー「タケラック®」
資料のPOINT
- 「TOKYO PACK 2026 」(26年10月開催)での三井化学グループ出展内容を掲載
- “リサイクルしやすい包装”を実現するための各種ソリューションを紹介
- 容器包装のサステナブル化を検討されている企業担当者の方々におすすめ
