岩国大竹工場
新着情報
- 2023.1.1 地域広報紙「おぜがわ」発行
- 2022.8.1 地域広報紙「おぜがわ」発行
地域広報紙「おぜがわ」
※広報紙「おぜがわ」のネーミングは、当工場の岩国地区と大竹地区の間を流れる「小瀬川」にちなんで名付けられました。
概要

〒740-0061
山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号
敷地 | 約93万m2(広島マツダスタジアム約40個分) |
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従業員 | 約1,000名(関係会社含む) 2022年3月末現在 |

プラント全景
工場の特色
岩国大竹工場は、日本で最初の総合石油化学工場として1958年(昭和33年)4月に操業を開始しました。
当工場は、瀬戸内海へ注ぐ小瀬川を挟んで、山口県(岩国市、和木町)と広島県(大竹市)にまたがって立地しています。また、車で20分の場所には、日本三名橋の一つとして知られる「錦帯橋」があるなど、歴史ある美しい町にある工場です。
当工場では、ポリエステル繊維の原料となるPTA(高純度テレフタル酸)と、ペットボトルの原料となるPET(ポリエチレン・テレフタレート)樹脂を生産しており、その規模は国内最大級を誇ります。また近年では、自動車部品や電子・情報機器、特殊な包装用途などに使われるさまざまな機能性材料の生産が増えています。
主要製品
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PTA(高純度テレフタル酸)
ポリエステル繊維や、ペットボトルの原料となるPET樹脂の原料として利用されます。
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PET(ポリエチレン・テレフタレート)樹脂
ペットボトルの原料として利用されます。当工場で作られるPET樹脂は、耐熱性のあることが特長です。
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アーレン®
高い耐熱性と強度を備え、吸水性は低い樹脂。自動車部品や電子部品などの材料として利用されます。
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TPX®
耐熱性、透明性、剥離性などに優れた樹脂。世界で唯一、当工場でのみ生産しています。携帯電話の基板製造工程や電子レンジ用耐熱ラップなどに利用されます。
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ルーカント®(液状ポリオレフィンオリゴマー)
当社が世界で初めて商品化した製品で、潤滑油、ゴム、樹脂、塗料の高機能化に貢献します。
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アペル®(環状オレフィンコポリマー)
当社が独自に開発した透明樹脂です。光学プラスチックレンズ用途や、食品用包装材、医療用包装材等に使用されています。
主な原料 | 製品名 | 主な用途 |
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パラキシレン | PTA(高純度テレフタル酸) | ポリエステル繊維 |
PTA(高純度テレフタル酸) エチレングリコール | PET(ポリエチレン・テレフタレート)樹脂 | ペットボトル |
ヘキサメチレンジアミン PTA(高純度テレフタル酸) | アーレン® | 自動車部品、電子部品 |
4-メチルペンテン-1 | TPX® | 基板製造工程、食品容器、アニマルゲージ |
エチレン | ルーカント® | ギア油添加剤 |
エチレン | アペル® | 車載カメラレンズ、ピックアップレンズ |
主要プラント
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PETプラント
国内最大級のPETプラント。当工場のPETプラントは、年間14万8千トンの生産能力があります。
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TPX®プラント
機能性材料TPX®のプラント。2005年度には、年間1万3千トンまで生産能力を増強しました。
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岩国港
当工場は、原料の受入や製品の出荷のため、公共の港である「岩国港」を主に利用しています。