コンビナートナフサ供給連携事業の実施について
2009年4月8日
出光興産株式会社
三井化学株式会社
出光興産株式会社(本社:東京都千代田区丸の内三丁目、社長:天坊 昭彦、以下「出光興産」)、三井化学株式会社(本社:東京都港区東新橋一丁目、社長:藤吉 建二、以下 「三井化学」)の2社は、石油コンビナート高度統合運営技術研究組合(以下「RING」)が公募した「平成21年度コンビナート連携石油安定供給対策事業」に応募し、このたび補助金交付対象事業として選定されました。
1.背景
コンビナート連携により、石油精製業を中心とするコンビナート域内外の連携設備の効果的設置による拡大融合を促進して製油所の競争力を強化するとともに、石油資源の有効活用を図り原油処理量を減らすことを通じ、エネルギーセキュリティを確保する ことが重要な課題になっております。このため、経済産業省からの補助金に係る「平成 21年度コンビナート連携石油安定供給対策事業」の公募が、RINGでなされました。
2.事業概要
(1)事業の名称
コンビナートナフサ供給連携事業
(2)事業期間
2009~2010年度
(3)実施場所
千葉地区(出光興産千葉製油所・千葉工場、三井化学市原工場)
(4)実施内容
出光興産千葉製油所・千葉工場および三井化学市原工場向け原料ナフサの一部を、出光興産の桟橋経由にて共同で荷揚・使用するための設備を設置します。これにより、フルレンジナフサ、ライトナフサの有効な活用ができ、製油所における白油増産、石化工場におけるオレフィン収率の向上が可能となり、原油処理量削減、石油の安定供給が図れるものです。
表:設備概要
(5)効果
・原油処理削減量 3万kl(キロリットル)/年
本事業により、千葉コンビナートの原料ナフサ配管が横断整備され、原料ナフサの輸入ソースの拡大にもつながり、エネルギーセキュリティに大きく貢献していくものとなります。
【参考資料】両社事業所の概要および位置関係図
1.両社事業所の概要
(1)出光興産株式会社 千葉製油所
所在地 | 千葉県市原市姉崎海岸2-1 |
---|---|
所長 | 水田 清継 |
敷地面積 | 約270万m2(82万坪) |
操業開始時期 | 1963年1月 |
原油処理能力 | 22万バレル/日 |
主要生産品目 | 石油製品、潤滑油 |
(2)出光興産株式会社 千葉工場
所在地 | 千葉県市原市姉崎海岸1-1 |
---|---|
工場長 | 升本 竜平 |
敷地面積 | 約108万m2(33万坪) |
操業開始時期 | 1975年2月 |
エチレン生産能力 | 37.4万トン/年 |
主要生産品目 | 石油化学製品、合成樹脂 |
(3)三井化学株式会社 市原工場
所在地 | 千葉県市原市千種海岸3 |
---|---|
工場長 | 竹本 元 |
敷地面積 | 約142万m2(43万坪) |
操業開始時期 | 1967年3月 |
エチレン生産能力 | 55.3万トン/年 |
主要生産品目 | 石油化学、合成樹脂 |
2.両社事業所の位置関係図
本件に関するお問い合わせ先
出光興産株式会社 IR・広報室広報課 | TEL:03-3213-3115 http://www.idemitsu.co.jp |
---|---|
三井化学株式会社 CSR・広報部 | TEL:03-6253-2100 https://jp.mitsuichemicals.com/jp/ |