2013年度入社式社長挨拶(要旨)

2013年4月1日
三井化学株式会社
代表取締役社長 田中 稔一

三井化学株式会社(本社:東京都港区、社長:田中稔一)では、本日、新入社員を迎えて入社式を行いましたので、以下のとおり、社長挨拶の要旨をお知らせいたします。

<祝辞>
入社おめでとうございます。
今日から、新社会人として、多少の不安と前途洋洋の希望を持って、新たな人生の第一歩を踏み出されたことと思います。
三井化学グループを代表して、ユーモアがあり国際色豊かな挨拶をされた皆さんを歓迎します。

<当社の経営環境について>
欧州のソブリンリスクの懸念や“アラブの春”旋風による中東、アフリカでの政治的混乱、アメリカを始めとしたシェールガス革命によって、世界の地政学は大きく変化しています。
日本においても、アベノミクスやTPP参加への期待効果もあり、円安、株価高など、15年に及ぶデフレ不況から漸く脱却し、本格的な景気回復の兆しが出て来ました。

この様な状況下、“社会的ニーズに対応した新しい物質を創り出す無限の可能性を秘めた化学”への期待が飛躍的に高まっており、当社グループもスマホ用部材、ソーラーパネル部材など時代のニーズに対応した様々な新製品を送り出しています。
これから化学の出番です。大きなチャンスが目の前にあります。
 皆さんにとって、この様な、“世界の価値観が激変する中、大胆な変革を進めている三井化学”は活躍にピッタリの場だと思います。誇りと希望を持って活躍して頂きたいと思います。

当社グループは中期経営計画を基に、永続的な会社の発展の為に、“景気に左右され難いポートフォリオへの変革”と“真のグローバル化”を目指しています。具体的には、ヘルスケア、農薬、特殊エラストマー、コンパウンドなどの機能製品群の事業拡大、国内最大級のメガソーラーや、世界第二位のフェノールなどへの大型投資、企業買収などに加え、エチレンセンターの再構築など積極的に戦略を推進してきました。又、海外売上高は全体の42%を占め、海外社員も3,200名とグローバル化を着実に進展させて来ました。皆さんも、これから海外で大いに活躍して貰うことになります。
また、安全は会社存続の大前提です。どの職場で働くにしても、これを肝に銘じて下さい。
皆さんの若い力を加えて、当社戦略を加速し、三井化学グループの企業価値を飛躍的に高めて行きたいと思います。

<新入社員に望むこと>
新社会人の皆さんに、3つアドバイスがあります。

(1) 何事も自分で真剣に考え、積極的に行動し、きちんと責任を取ること。
これから皆さんは、様々な困難や迷いの壁に直面することになると思いますが、逃げずに真正面から取り組み、勇気を持って行動し、潔く責任を取って下さい。
それが必ず良い結果を生むことになり、皆さんが立派な社会人として認められるための、必須条件です。

(2) 自分の確固たる価値観、犯すべからざる矜持をしっかり持つこと。
混迷する環境の中で、壁にぶつかり、判断に迷ったときは、自分の価値観・矜持に基づいて、敢えて自分にとって厳しくても正しいと思える道を選んで下さい。それが皆さんを大きく成長させることになります。

(3) “企業は人なり、人は企業なり”の意識を持って、行動すること。
これからは、皆さんの行動一つひとつが社会から賞賛されようとも、非難されようとも、全て三井化学の社員としての評価となることを常に忘れないで下さい。
従って、皆さんがこれから自己研鑽を重ねて、立派な社会人として成長することが、そのまま三井化学の企業価値を向上させることになります。皆さんは、これから、色々な物に挑戦し、経験して、幅の広い魅力的な人間を目指して下さい。

最後に、世の中は、自分が希望する通りにはなりません。
自分の人生をどう生きるのか、ありたい方向を目指して困難に挑戦するのか、それとも流れに身を任せ毎日を怠惰に生きるのか、それによって、皆さんの人生に大きな差が出ます。
是非、挑戦し、努力して、皆さん自身で自分の未来と希望を勝ち取って下さい。

三井化学グループのコアバリューの、野武士の様な“Challenge”、個性を尊重した“Diversity”、一致団結の“One Team”の精神で、希望に満ちた人生を自分で切り開いて下さい。

以上

本件に関するお問い合わせ先

三井化学株式会社 IR・広報部TEL:03-6253-2100

2013年度入社式社長挨拶(要旨)(PDF:176KB)pdfファイルを開く

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