HUMOFIT®(ヒューモフィット®)は、室温と体温の間で、柔らかくなるよう設計されているプラスチックシートです。体温を感知して、触れたカラダにフィットするため、千差万別の人間のカラダの複雑な形にもピタリとフィットします。
HUMOFIT®
体温で柔軟に変化するシート
主な用途
衣料、服飾雑貨、医療用品、介護用品、スポーツ用品など
用途分類
特性分類
- 基本情報
- 特性詳細(銘柄一覧)
- 用途詳細
ガラス転移温度28℃付近のポリオレフィンシート
- 温度により硬柔が変化し、体温付近から柔軟性を持ちます。
- 応力で変形し、一定時間のその形状を保ちながら、ゆっくり元にもどります。
- ポリオレフィンのために、水に強く加水分解しません。

HUMOFIT®の引張特性の温度依存性

期待される効果
- 生地とボンディング加工することで、従来の生地にない伸縮性を付与。
- 体温付近で柔軟に変化に変化するため、体に接する分野で、自身に合わせたフィットを体感。
項目 | 単位 | HUMOFIT®の銘柄 | 測定方法・条件 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
F10 | F20 | A11 | |||||
シート厚さ | mm | 0.50 | 0.35 | 0.40 | 三井化学法 | ||
収縮率 | MD | % | 1.0 | 3.0 | 0.8 | 三井化学法 | 23℃ |
TD | % | 0.7 | 0.5 | 0.5 | |||
引張特性 | 破断強度 | MPa | 5 | 6 | 20 | JIS K 7127 (引張速度=1,000%/分) | 23℃ |
破断伸び | % | 300 | 400 | 500 |
※上記数値は、測定値であり規格値ではありません。
HUMOFIT®の銘柄特徴
- HUMOFIT®F10は、HUMOFIT®の中で基本タイプで体温付近で軟化する発泡シートです。
- HUMOFIT®F20は、F10より初期の柔軟性と低温における衝撃強度を改良した発泡シートです。
- HUMOFIT®A11は、自己粘着性・表面転写性を持つ透明シートです。
製品に関するお問い合わせ
三井化学ファイン(株)機能性フィルム事業開発室