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トレボン®

エトフェンプロックス

当社開発による炭素・水素・酸素だけで構成されたユニークで斬新な化学構造を持つエトフェンプロックスを有効成分とする合成ピロスロイド系殺虫剤です。

TREBON™  

主な用途

殺虫剤原体、防虫加工用原体、農業用殺虫剤、大規模水稲地帯での広域航空防除

特性分類

概要

当社開発による炭素・水素・酸素だけで構成されたユニークで斬新な化学構造を持つエトフェンプロックスを有効成分とする殺虫剤です。その構造の独自性のみならず、優れた殺虫活性はもちろんのこと、忌避効果や産卵抑制など独自の作用性、人畜への毒性の低さなど、数々の優れた特長を併せ持っており、様々な場面で農業生産に貢献しております。

殺虫スペクトラム

半翅目・鱗翅目・甲虫目害虫を中心とした、広範な殺虫スペクトラムを持ちます。

安全性

人畜・鳥類に毒性が非常に低い薬剤です。

速効性

速効的な効果を示し、速やかに害虫の被害抑制に寄与します。

忌避効果・産卵抑制

一部の害虫に対して、忌避効果・産卵抑制・吸汁阻害といった特異的な作用を示し、作物への被害をより効果的に防ぎます。

幅広い使用場面

水田、畑、果樹園、家庭園芸のみならず、大規模水稲地帯での広域航空防除にもご使用頂いております。その他、農作物以外の、公園、街路樹等にもご活用頂けます。

水稲、畑作物、野菜、果樹、芝生、樹木、花き類の害虫防除

広範な殺虫スペクトラムを持ちます。

殺虫スペクトラム

※ トレボン®製品をご使用の際は、使用前にラベルをよく読んでください。
※ ラベルの記載以外には使用しないでください。

人畜・鳥類に毒性の低い薬剤です。

人畜毒性(原体):普通物1)
人畜毒性(原体):普通物1) 1)「毒物および劇物取締法」(厚生労働省)に基づく、特定毒物、毒物、劇物の指定を受けない物質を示します。
鳥類毒性

マガモに対し急性経口毒性試験を行った結果、2000mg/kgの投与で1例の死亡例もありませんでした。
さらに観察期間中を通じて中毒症状は見られず、体重増加量・試料摂取量ともに何ら影響は認められませんでした。
ウズラに対し、亜急性毒性試験を行った結果、5,000ppmの投与で1例の死亡例もありませんでした。
さらに観察期間中を通じて中毒症状は見られず、体重増加量・試料摂取量ともに何ら影響は認められませんでした。

ツマグロヨコバイ・トビイロウンカに対する殺虫速度
ツマグロヨコバイ・トビイロウンカに対する殺虫速度

【試験方法】

トレボン®粉剤DLを、供試昆虫(社内累代 飼育虫)に対しベルジャーダスターで3kg/10a散布しました。

ハスモンヨトウに対する殺虫速度
ハスモンヨトウに対する殺虫速度

【試験方法】

供試薬剤を所定の倍率に希釈して、供試昆虫(社内累代飼育虫)に虫体散布し、経時的に横転・死虫数を調査しました。

特異な作用性と害虫の例
特異な作用性と害虫の例
トビイロウンカ雌成虫の産卵に及ぼす抑制効果
トビイロウンカ雌成虫の産卵に及ぼす抑制効果(昭和63年・三井東圧化学)

【試験方法】

所定濃度の供試薬剤を稲株の水際から5cmの間のみに塗布し、トビイロウンカ雄雌成虫を各3頭接種しました。1週間後に稲株を回収し、産卵数を調査しました。

トビイロウンカ雌成虫の産卵に及ぼす抑制効果 (昭和63年・三井東圧化学)

【試験方法】

所定濃度の供試薬剤を稲株全体に塗布し、風乾後に処理株と無処理株、または異なる薬剤の処理株を同一の金網 円筒容器に入れ、トビイロウンカ雄雌成虫各3~5頭放飼しました。1週間後に稲株を回収し、各株ごとの産卵数を調査しました。グラフには各株の産卵数の比率を示しました。各薬剤の処理濃度はトレボン®乳剤:20ppm、カーバメートG乳剤:100ppm
(有効成分換算)

トレボン処理株と無処理株を入れた試験の産卵数比率 トレボン処理株と無処理株を入れた試験の産卵数比率
カーバメートG処理株と無処理株を入れた試験の産卵数比率 カーバメートG処理株と無処理株を入れた試験の産卵数比率
トレボン、カーバメートG処理株および無処理株を入れた試験の産卵数比較 トレボン、カーバメートG処理株および無処理株を入れた試験の産卵数比較
トレボン処理株とカーバメートG処理株を入れた試験の産卵数比率 トレボン処理株とカーバメートG処理株を入れた試験の産卵数比率