- 基本情報
概要
光波長制御技術により、紫外線に加え、波長 400~420 nm の高エネルギー可視光線(HEV light)をカットできるレンズ材料。より広範囲に有害な太陽光をカットすることができます。
特性
有害な光線をカット
紫外線は短期的には角膜炎、長期的には白内障の原因となると言われています*1。また目に見える光線の中にも、長期的には加齢性黄斑変性症の原因となる可能性のある波長400~500 nmの高エネルギー可視光線(HEV light)があります*2。
こうしたことから、UV+420cut™テクノロジーは紫外線から420 nmまでの波長をカットする機能をクリアレンズに実現しました。

ナチュラルな色の見え方
クリアなレンズなので、色の見え方も変わりません。晴れの日以外でも、曇りの日で40~75%、雨の日で20~30%ほどの紫外線に晒されています*3。クリアなレンズなら、薄暗い曇りの日も雨の日でも紫外線カットに使え、目の長期的な健康のためにおすすめです。
インマステクノロジー
一般的なHEV lightカットレンズはレンズ表面に特殊なコートを施すことで、光を反射してカットしますが、UV+420cut™は特殊色素をレンズ自体に練りこむインマスタイプのレンズなので、光を吸収してカットします。そのため高いUVカット性能を付与でき、また表面の傷に伴う機能劣化もなく長持ち。青色の反射もありません。


*1 Protection for the naked eye. 2015 UV protection report. The vision council.
*2 Wu, J.; Seregard, S.; Algvere, P.V. Photochemical damgage of the retina. Surv Ophthalmol 2006, 51, 461-481. / Jarrett, S.G.; Boulton, M.E. Consequences of oxidative stress in age-related macular degeneration. Mol Aspects Med 2012, 33, 399-417.
*3 気象庁ウェブサイト