ヨートル®DP95

高性能防カビ剤

主な用途

高性能防カビ剤

概要

高性能防カビ剤

ヨートル®DP95
ヨートル®DP95
一般規格
項目規格
外観粉体
色相淡黄色~淡褐色
純度≧90.0%
乾燥減量≦1.0%
アセトン不溶解分≦2.0%
粒度8~25μm

試験方法:三井化学法

荷姿
商品容器正味量
ヨートル®DP95段ボール箱25KG

特性

毒性試験結果
試験項目結果
急性毒性(経口)区分外
LD50 マウス:> 5,000mg/kg
急性毒性(経皮)区分外
LD50 ラット:> 2,000mg/kg
急性毒性(吸入)区分3
急性毒性推定値:0.78mg/L
曝露時間:4h
試験環境:粉塵およびミスト
方法:計算値
皮膚腐食性及び皮膚刺激性区分外
皮膚刺激なし(ラット)
粉塵との接触により、皮膚の物理的な刺激または乾燥がおきる可能性がある
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性1)区分1
重度(ウサギ)
生殖細胞変異原性Ames試験:陰性
水棲生物毒性1)LC50 (ニジマス):0.067mg/L
EC50 (オオミジンコ):0.071mg/L

1) 活性成分であるDMTSを用いた試験

物理化学性状
項目結果
比重約 1 (25℃)
分解温度157℃
溶解度(mg/L, 25℃)
 水0.1
 エタノール20,000
 イソプロピルアルコール10,000
 アセトン350,000
 トリブチルフォスフェート220,000
 エチレングリコール10,000
 ヘキサン2,000
 トルエン43,000
 キシレン33,000
抗菌・防カビ性能
菌株MIC2) (ppm)
カビ
Aspergillus niger (黒カビ)0.3
Cladosprium cladosporioides1.6
バクテリア
Bacillus subtilis (枯草菌)2,000
Pseudomonas aeruginosa (緑膿菌)8,000
Echerichia coli (大腸菌)8,000
Staphylococcus aureus (黄色ブドウ球菌)250
Methylobacterium sp.16
酵母
Candida albicans (カンジダ菌)2.0
Saccharomyces cerevisiae (パン酵母)2.0

2) MIC:最小発育阻止濃度
試験方法:三井化学法

用途

ヨートル® DP95は、活性成分としてジヨードメチル-p-トリルスルホン(DMTS)を配合しています。 顔料分散剤、コーキング剤、接着剤、ラテックスペイント、なめし革や木材の保護等、様々な用途での防カビ剤として使用されており、以下の特徴があります。

  1. 様々な種類のカビの発生を抑制します。
  2. 広いpH領域(pH2-11)で安定です。
  3. FDA(米国食品医薬品局) のポジティブリストに収載されています。
    (接着剤、コーティング剤、紙・ダンボール製品、ゴム製品)
  4. 日本国内ではSIAA(抗菌製品技術協議会) の防カビ剤ポジティブリスト(JP0501068A0001W)に収載されています。

エマルション

水ベースのエマルションは種々の界面活性剤等が栄養源となり長期保管中にカビが発生します。ヨートル® DP95を添加することによってカビの発生を抑制します。

木材保護

ヨートル® DP95は木材に発生するカビを抑制します。
木材を劣化や腐敗から保護するために使用している木材防腐塗料に添加する事ができます。
また、加圧注入などの方法で木材防腐処理を行う際にも使用できます。

プラスチック製品

プラスチックに添加する可塑剤を栄養源としてカビが発生します。ヨートル® DP95は樹脂の練り込み時に添加することで、カビの発生を抑制します。

塗料・接着剤

ヨートル® DP95は塗膜や接着面でのカビ発生を抑制し、外観の悪化や接着性能の低下を防ぎます。

その他

ヨートル® DP95は石膏ボード、加工油(水溶性切削油)、繊維、なめし革、紙・パルプ等の様々な用途でカビの発生を抑制します。

 

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パーソナルケア材料事業部
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