ベトナム ニソン製油所・石油化学コンプレックス建設に向けての合弁会社への参加について
2008年3月27日
記者各位
出光興産株式会社
(コード番号:5019 東証第1部)
三井化学株式会社
(コード番号:4183 東証第1部)
出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:天坊 昭彦、以下出光)と三井化学株式会社(本社:東京都港区、社長:藤吉 建二、以下三井)は、クウェート国際石油(以下KPI)・ペトロベトナム(以下PVN)と、「ベトナム ニソン製油所・石油化学コンプレックス」の建設に向けて、装置の詳細設計や経済性、資金調達方法などを検討する合弁会社「ニソン精製有限責任会社(仮称)」に参加することを決定しましたので、お知らせいたします。
記
1.合弁会社の概要
(1)会社名 | (仮称)ニソン精製有限責任会社 <英文名:Nghi Son Refinery & Petrochemical Limited Liability Company> |
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(2)所在地 | ベトナム社会主義共和国タインホア省ニソン経済区 |
(3)設立 | 2008年6月投資ライセンス取得後設立 |
(4)資本金 | 2億米ドル(約200億円) |
(5)出資比率 | 出光 35.1%、KPI 35.1%、PVN 25.1%、三井 4.7% |
(6)精製能力 | 日量20万バレル |
(7)建設費用 | 約58億米ドル(約5,800億円) ※上記の内、7割を目標にプロジェクトファイナンスでの資金調達を予定 |
2.今後のスケジュール
合弁会社設立後、2年間かけて装置の基本設計や経済性、資金調達方法などを検討し、建設に移行するかどうかを決定いたします。建設に移行した場合、2013年末の操業開始を目指します。なお、建設移行決定後、改めてお知らせいたします。
3. 出光の出資理由
- 急成長を続けるベトナム国にとって極めて重要なエネルギー供給事業に参画することで、同国とのパートナーシップのさらなる発展に貢献できる。
- 本件は、クウェート原油の安定供給をベースに、当社の石油・石油化学事業で培ってきた建設・運転技術を活かして、ベトナム国内において急増する石油製品需要を捕捉できるという三つの条件が揃った案件で、ベトナムでの収益基盤が構築できる。
- また、石油化学事業や石油製品の小売事業など、アジアでのさらなる事業拡大のチャンスも見込める。
- 産油国であるクウェートとベトナムとの共同事業により、両国と一層の関係強化が図れ、安定した原油調達の確保にも寄与する。
4. 三井の出資理由
アロマ原料を安定的に調達することにより、PTAおよびフェノール事業の安定化と収益拡大につなげる。
5. 調印式
2008年4月上旬 ベトナム国ハノイにて調印式を開催する予定です。
以上
<参考>
【ニソン製油所建設予定地 地図】
【ベトナム国の概要】
(1)正式名称 | ベトナム社会主義共和国 |
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(2)首都 | ハノイ |
(3)国家主席 | グエン・ミン・チェット |
(4)首相 | グエン・タン・ズン |
(5)人口 | 約84百万人(日本の約0.7倍) |
(6)面積 | 約33万平方キロメートル(日本の約0.88倍) |
(7)GDP | (名目)約608億米ドル |
(8)公用語 | ベトナム語 |
本件に関するお問い合わせ先
出光興産株式会社 広報室広報課 | TEL:03-3213-3115 |
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三井化学株式会社 CSR・広報部 | TEL:03-6253-2100 |