「レーン教授先端材料シンポジウム」開催について
2008年4月23日
各位
三井化学株式会社
当社(社長:藤吉建二)は、2008年10月15日に、ジャン-マリー・レーン教授(フランス、ルイ・パスツール大学)出席のもと、同教授の名を冠とするシンポジウム(The Professor Jean-Marie Lehn Symposium on Advanced Materials at Mitsui Chemicals)を開催いたしますので、お知らせいたします。
レーン教授は“超分子化学”の提唱者であり、1987年にノーベル化学賞を受賞しました。超分子化学は、分子間に働く弱い力を活用して新たな機能を生み出す革新的な概念であり、従来の枠を超えた新しい先端材料や触媒を創出する有力な手法の一つとして、世界的に認知されています。今回のシンポジウムでは、先端材料分野において第一線でご活躍されている国内外の先生方を招聘し、次世代を担う機能性材料創出の現状と将来への期待について討論して頂きます。なお、基調講演はレーン教授におこなって頂きます。
当社は、世界の研究者とのグローバルサイエンスネットワークの構築と社会貢献の一環として、「三井化学 触媒科学国際シンポジウム」を始め、国内外においてこれまでに計5回の国際シンポジウムを開催してきました。本シンポジウムは、レーン教授が統括されている超分子化学工学研究所における国際シンポジウム(フランス、2004年開催)、シンガポール政府機関との共同国際シンポジウム(シンガポール、2006年開催)に続き開催する先端材料分野を対象とするシンポジウムです。本シンポジウムが、当分野における世界中の研究者の技術交流の場となり、次世代を支えるイノベーション創出の契機となることを期待いたします。
シンポジウムの概要
(1) シンポジウム名称 | レーン教授先端材料シンポジウム The Professor Jean-Marie Lehn Symposium on Advanced Materials at Mitsui Chemicals |
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(2) 開催日 | 2008年10月15日(水) 10:30~17:30 (終了後、懇親会 17:30~19:30) |
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(3) 会場 | 三井化学株式会社 袖ケ浦センター (千葉県袖ケ浦市) | |
(4) 聴講対象者 | 一般に公募し、参加費は無料 (2008年6月募集開始予定) | |
(5) 講演者・演題(講演順) | 基調講演 | Jean-Marie Lehn 教授 (フランス、ルイ・パスツール大学 / コレージュ・ド・フランス) 「ダイナミック・マテリアル : 動的特性を活用した超分子材料」 |
招待講演 | 加藤 隆史 教授 (東京大学) 「機能発現のための分子集合体デザイン」 |
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Bert Meijer 教授 (オランダ、アイントホーフェン工科大学) 「超分子ポリマー : 交換可能な構成モノマーを活用した先端材料へのアプローチ」 |
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八島 栄次 教授 (名古屋大学) 「一重および二重らせん高分子を用いた先端キラル材料」 |
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Jean M. J. Fréchet 教授 (アメリカ、カリフォルニア大学バークレー校 / ローレンス・バークレー国立研究所) 「触媒作用を有するナノ反応場、エネルギー材料や治療薬輸送体への機能性ポリマーの展開」 |
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槙尾 晴之 (三井化学 触媒科学研究所) 「新規触媒を用いた新しいオレフィン系材料の創出」 |
本件に関するお問い合わせ先
三井化学株式会社 CSR・広報部長 田中 達也 | TEL:03-6253-2100 |
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以上