グリセリンからプロピレングリコール製造技術の開発
2008年8月18日
各位
三井化学株式会社
当社(社長:藤吉建二)は、これまでに蓄積してきた触媒技術を展開し、グリセリンからプロピレングリコールを製造する高性能触媒を開発いたしました。この新触媒は活性、選択性ともに高く、95%以上の収率でプロピレングリコールを得ることができます。
プロピレングリコールの世界需要は150万T(2007年)であり、主に不飽和ポリエステル原料や不凍液、液体洗剤の添加剤などに利用されております。また、年々生産量が増加するバイオディーゼル燃料を製造する際の副生物でもあるグリセリンは、再生可能な資源として近年注目を集めております。今後のバイオディーゼル燃料の生産拡大に伴って、副生グリセリンも増加すると予測されており、グリセリンからプロピレングリコールを製造する技術の開発が、世界で活発化しております。
現在、本技術開発は、実用化に向けて、触媒寿命試験および製造プロセス開発段階に進んでおり、今後、開発をさらに加速してまいります。
グリセリンからプロピレングリコール製造技術の開発
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