シンガポール政府による当社のDPIP賞受賞について
2008年8月19日
各位
三井化学株式会社
当社(社長:藤吉建二)は、8月14日にシンガポール政府よりDPIP(Distinguished Partners In Progress Award)賞を受賞しました。この賞はシンガポールに経済的、社会的に貢献した企業に贈られるものの中で最も栄誉ある賞と伺っております。
当社は1966年に接着剤の生産会社を設立して以来、40年以上に渡りシンガポールにて事業
を展開しております。特に90年代後半より、成長が見込まれるアジア市場における事業の拡大のため、フェノール、ビスフェノールA、エラストマー等の大型投資を相次いで実行し、各プラントとも順調に推移しております。また2004年にはシンガポール科学技術研究庁(A*STAR)と、2005年にはシンガポール国立大学と共同研究をスタートし、2006年には三井化学として初の海外研究拠点を開設する等、シンガポールを三井化学のアジアにおけるハブとして、グローバルな事業展開・事業拡大を図っております。
このように当社がシンガポールにおいて順調に拡大してきたのは、原料確保や港湾設備・物流面での優位性、優秀な人材の確保、そしてシンガポール政府による手厚く積極的な支援があったからこそと考えており、心から感謝しております。
また、当社は2003年にも当時の中西社長(現会長)がシンガポール政府より Distinguished Friends of Singapore賞を受賞しており、これに続く今回の賞を非常に嬉しく思っております。
8月14日に開催されました授賞式ではシンガポール副首相であるS Jayakumar 氏より、以下の 祝辞をいただきました。「シンガポール政府は、わが国の経済における重要な柱として化学産業を成長させていくことに力を注いできた。そしてこれはわが国に投資してくれる方々無しには不可能であった。三井化学の目指すべき企業グループ像"「化学」「革新」「夢」の三井化学"は、研究開発活動を通じて化学産業の価値を向上させることを目標としているシンガポールにとって、深く共鳴させられるものである。」
また、EDB長官のLim Siong Guan 氏からも以下の祝辞をいただきました。「三井化学とシンガポールは長きにわたり充実した協力関係にある。三井化学のシンガポールへの多大なる投資のおかげで、シンガポールは世界的な石油化学の中心地としての評判を高め、化学産業の発展において最前線に立ち続けることができた。市場の要求は常に変わるが、シンガポールは三井化学と共に、化学産業における更なる成長の機会を求め、協力し続けることを約束する。」
当社は、今後ともシンガポールを中心とした事業の更なる強化・拡大に着手し、海外展開を図っ て参ります。そして、当社の事業活動による新技術の開発、雇用の確保等様々な面で、化学産業を中核産業と位置づけられているシンガポールの発展に多大な貢献をできるよう、努めて参ります。
本件に関するお問い合わせ先
CSR・広報部 | TEL:03-6253-2100 |
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以上