アニリン事業からの撤退について

2009年1月30日

各位

三井化学株式会社

当社(社長:藤吉建二)は、このたび、アニリン事業からの撤退を決定致しましたので、下記のとおりお知らせ致します。

1.停止するアニリン設備の概要

(1)製造設備:当社市原工場内
(2)生産能力:66,000トン/年
(3)停止時期:2009年3月
(但し、販売からの撤退時期は2009年9月を目途とする)

2.事業撤退の背景

当社は基礎化学品事業本部、フェノール事業部において、フェノールの誘導品としてアニリン事業を展開しておりますが、近年、主用途でありますMDI分野においてアニリンの自製化が進展し販売数量が激減、事業採算は極めて厳しい状況となっております。
こうした状況に対応し、当社は中国向けの拡販及びあらゆる合理化・コストダウン等に取り組んでまいりましたが、事業を継続するための収益確保が困難と判断し、アニリン事業から撤退致します。

3.今後の見通し

現在、当社全フェノール需要のうち、アニリン向けが占める割合は1%です。当社は、今後、フェノールの主要誘導品であるビスフェノールA向けの拡大及びフェノール外販増により、フェノール事業全体を拡大させていく予定であり、本事業撤退による大きな影響はありません。
なお、当社100%子会社である三井化学ポリウレタンが大牟田工場で、全量MDI原料用として稼動しているアニリンプラントにつきましては、今後も稼動を継続させる予定です。

以上

本件に関するお問い合わせ先

三井化学株式会社 CSR・広報部長 山崎 真 TEL:03-6253-2100

アニリン事業からの撤退について(PDF:62KB)pdfファイルを開く

ニュースリリース
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