石化製品分野の提携をさらに強化
中国石化と三井化学の協力関係拡大に関する覚書の締結について
2009年4月16日
三井化学株式会社
中国石油化工股份有限公司
三井化学株式会社(以下三井化学)及び中国石油化工股份有限公司(以下中国石化)は、2006年4月に、両社折半出資により、ビスフェノールA合弁会社「上海中石化三井化工有限公司」を設立しました。同社は、本年1月に年産12万トンのプラントを稼動し、順調に推移しております。
三井化学及び中国石化は、石化分野における協力関係をさらに強化し、友好関係を深めるため、2009年4月15日に協力関係拡大の覚書を締結しました。
覚書において、両社が合意した主な内容は、以下の通りです。
- フェノール・アセトン、ビスフェノールA及びその誘導品(例えばMIBK)等の協力関係について検討すること
- 以下の事項に関し協力の可能性を検討すること
a) 技術交流並びに共同研究開発
b) その他のプロジェクト合弁
c) エンジニアリングサービス
別紙-1
中国石化及び三井化学の概要
1.中国石油化工股份有限公司
主な事業内容: | 石油・ガス採掘事業、石油精製事業(ガソリン、軽油他燃料、潤滑油、溶剤、WAX、石化原料等)、化学品事業(オレフィン、合成樹脂・ゴム、合成繊維原料、合成繊維、尿素等)、エンジニアリング(石油・ガス採掘、石油精製プラント、化学プラント) |
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07年売上高: | 12,048億人民元 |
株主資本: | 186億ドル (ニューヨーク、ロンドン、香港株式市場に上場) |
従業員数: | 42万人 |
所在地(本社): | 中国北京市朝陽区朝陽門北大街22号 |
2.三井化学
主な事業内容: | 機能材料事業(自動車・産業材、生活・エネルギー材、電子・情報材、ポリウレタン材料、コーティング・機能材)、先端化学品事業(精密化学品、農業化学品)、基礎化学品事業(基礎原料、フェノール、PTA・PET、工業薬品、ポリオレフィン) |
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07年度売上高: | 17,867億円 |
資本金: | 103,226百万円 |
従業員数: | 12,814人(連結) |
所在地(本社): | 日本国東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター |
別紙-2
中国石化との協力関係拡大に関する覚書の締結について(補足)
当社と中国石化は、2004年3月に、ビスフェノールAの合弁事業の具体化に向けて、本格的な検討を進めることに合意して以来、主に、両社折半出資による合弁会社「上海中石化三井化工有限公司」の運営を通し、協力関係を築いて参りました。
当社は、今回の覚書調印により、中国石化との従来の協力関係に加え、更に戦略的協力関係を拡大することで、当社のアジア進出の礎の強化、中国におけるビジネス展開のスピードアップを図ってまいります。
昨日の覚書調印に続き、本日、中国石化の王天普総裁が、当社の研究開発拠点である「袖ケ浦センター」をご見学いただきました。これを端緒として、事業面での協力関係にとどまらず、機能材料分野も含めた両社の技術交流や共同研究開発の可能性を検討してまいります。
別紙-3
写真1:2009年1月より稼動を開始した、上海中石化三井化工有限公司のビスフェノールAプラント
写真2:2009年4月15日、覚書調印式(当社:藤吉社長、中国石化:王天普総裁)の模様
写真3:2009年4月16日、王天普総裁による当社袖ケ浦センター訪問の模様
以上
本件に関するお問い合わせ先
三井化学株式会社 CSR・広報部長 山崎 真 | TEL:03-6253-2100 |
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